映画.comより(以下一部抜粋)

>映画「神様のカルテ」が8月27日公開を迎え、主演の櫻井翔に宮崎あおい、原田泰造、岡田義徳、加賀まりこ、深川栄洋監督が都内で行われた舞台あいさつに登壇した。

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 夏川草介の同名小説を原作に、信州の地方病院に勤務する若き医師が、患者や周囲の人々との触れ合いの中で“命”のあり方と向き合っていく姿を描く。

 初日の初回上映に足を運んだ900人超の観客の大歓声に迎えられ、登壇陣は感激の面持ち。櫻井は「決して楽しい日々ではありませんでしたが作品と役柄に向きあい、素晴らしい仲間と出会えて今、幸せです」と充実した表情で撮影を述懐した。

 司会者から、櫻井が公開までに100媒体以上の取材を受けてきた事実が紹介されたが、なぜかそれを聞き違えて「100倍のテンション? しっとりやってきたつもりだったんですが(苦笑)」と天然ぶりを発揮する一幕もあった。

 宮崎は初日を迎えて「ホッとした」と安どの表情を浮かべつつ「すごくうれしいんですが、みんなでがんばって作った作品が離れていくのがさびしくもあります」と明かす。加賀は「監督と櫻井さんに優しく寄り添っていただきました」と撮影を振り返り、この日も壇上に上がる際に櫻井に手を取ってエスコートしてもらいニッコリ。

 「ドキドキして早く起きたのに、スーツを忘れて遅れてきてしまった」と苦笑いの深川監督は「普段は櫻井くんが入ってくると『キャー』という声が上がるんですが、今日はしっとりした歓声だったように思います」と作品に込めた思いが観客に届いたことに満足げだった。

 最後に櫻井は「映画の中と同様に、たくさんの人に支えられてここまで走ってこれました。人は人によって救われるという思いが詰まった作品です」とあいさつ。原田の音頭で、全員で万歳三唱し、映画の門出を祝福した