Movie Walkerより(以下一部抜粋)
>現在、全世界にはおよそ2万3000もの核兵器が存在すると言われ、それらが今も刻々と拡散を続けていることをご存知だろうか? 人類が抱える最も深刻な問題の一つであるこの核兵器問題に、温暖化の危機を啓発し話題を呼んだ『不都合な真実』(06)のスタッフたちが警鐘を鳴らしたド キュメンタリー『カウントダウンZERO』が9月1日(木)より公開される。
【写真】物理学者エンリコ・フェルミいわく、「テニスボール程の核爆弾があれば、マンハッタンを吹き飛ばすことができる」
各国の首脳や元CIA秘密工作員など、そうそうたる人物たちの証言をもとに、核兵器がいかに粗末に管理され、それが全世界的な脅威となっているのかを暴き 出す本作。核兵器の発射コードを記した資料がどこかに置き忘れられて(!)しまっていたり、発射コードの暗証番号がすべて“ゼロ”にセットされていたり と、明かされる事実はどれも信じられないものばかりだ。さらにアメリカ・モンタナ州にあるミニットマンミサイル地下発射管制センターの扉には「世界各地に 30分でお届け!」などと、某ピザチェーンの広告を模した絵が描かれているなど、緩みすぎた危機管理意識には正気を疑ってしまうほどだ。
また、核兵器の製造自体が低コスト化し、テロリストですら核爆弾を手にすることが難しくないという現状にも焦点が当てられ、国際的な条約や倫理観に縛られ ない彼らが核兵器を所有することの危険を改めて認識させられるドキュメンタリーにもなっている。次々に提示される笑うに笑えないブラックな真実の数々に は、これまで核兵器の致命的な事故が起きず、人類が現在生き残っていることが奇跡的とすら思えてしまうだろう。
貴重な証言と衝撃的な映像で核兵器をめぐる実態を暴き出し、核兵器廃絶への問題を浮き彫りにする本作。唯一の被爆国の一員として、そして、原発問題に直面する核問題の当事者として、この問題作をきっかけに考えてみてはいかがだろう。
“世界各地に30分でお届け!届かなければ無料でもう一つ…”とのイラストが書かれた核弾頭ミサイル発射基地の扉
>現在、全世界にはおよそ2万3000もの核兵器が存在すると言われ、それらが今も刻々と拡散を続けていることをご存知だろうか? 人類が抱える最も深刻な問題の一つであるこの核兵器問題に、温暖化の危機を啓発し話題を呼んだ『不都合な真実』(06)のスタッフたちが警鐘を鳴らしたド キュメンタリー『カウントダウンZERO』が9月1日(木)より公開される。
【写真】物理学者エンリコ・フェルミいわく、「テニスボール程の核爆弾があれば、マンハッタンを吹き飛ばすことができる」
各国の首脳や元CIA秘密工作員など、そうそうたる人物たちの証言をもとに、核兵器がいかに粗末に管理され、それが全世界的な脅威となっているのかを暴き 出す本作。核兵器の発射コードを記した資料がどこかに置き忘れられて(!)しまっていたり、発射コードの暗証番号がすべて“ゼロ”にセットされていたり と、明かされる事実はどれも信じられないものばかりだ。さらにアメリカ・モンタナ州にあるミニットマンミサイル地下発射管制センターの扉には「世界各地に 30分でお届け!」などと、某ピザチェーンの広告を模した絵が描かれているなど、緩みすぎた危機管理意識には正気を疑ってしまうほどだ。
また、核兵器の製造自体が低コスト化し、テロリストですら核爆弾を手にすることが難しくないという現状にも焦点が当てられ、国際的な条約や倫理観に縛られ ない彼らが核兵器を所有することの危険を改めて認識させられるドキュメンタリーにもなっている。次々に提示される笑うに笑えないブラックな真実の数々に は、これまで核兵器の致命的な事故が起きず、人類が現在生き残っていることが奇跡的とすら思えてしまうだろう。
貴重な証言と衝撃的な映像で核兵器をめぐる実態を暴き出し、核兵器廃絶への問題を浮き彫りにする本作。唯一の被爆国の一員として、そして、原発問題に直面する核問題の当事者として、この問題作をきっかけに考えてみてはいかがだろう。
“世界各地に30分でお届け!届かなければ無料でもう一つ…”とのイラストが書かれた核弾頭ミサイル発射基地の扉