映画.comより(以下一部抜粋)

>第68回べネチア国際映画祭が8月31日(現地時間)、開幕した。オープニング作品は、イタリアでも圧倒的な人気を誇るジョージ・クルーニー監督・出演の 「The Ides of March(ジ・イディーズ・オブ・マーチ)」。アメリカの大統領選のキャンペーンを舞台に、ライアン・ゴズリング演じる理想家の青年が、さまざまな思惑 が渦巻く政治の世界に染まっていく過程を描く。前作「グッドナイト・アンド・グッドラック」に続く重厚な演出が光る作品で、早朝のプレス上映から早くも拍 手喝采が響いた。

恋人と破局のG・クルーニー 監督作はベネチア映画祭オープニングに

 22本が出品された今年のコンペティションの顔ぶれは、若手とベテランが混ざりながらも個性派ぞろい。デビッド・クローネンバーグ、ロマン・ポランス キー、アレクサンダー・ソクーロフ、フィリップ・ガレル、トッド・ソロンズ、スティーブ・マックイーン、さらに日本から唯一コンペに参加する「ヒミズ」の 園子温……。審査員長は昨年、「ブラック・スワン」をベネチアでプレミア上映したダーレン・アロノフスキーが務める。

 審査員団記者会見では、今年の顔ぶれについて「ディレクター、マルコ・ミューラーの審美眼を信頼している。素晴らしい監督ばかりでとてもエキサイトしているし、さまざまに異なる作品を見られることでスリリングな気分を味わえると期待している」と語った。

 日本勢は他に招待作品として清水崇の「ラビット・ホラー3D」、オリゾンティ部門に塚本晋也の「KOTOKO」、西島秀俊と常磐貴子が共演するイラン人監督アミール・ナデリの「CUT」、また同短編部門に平林勇と水江未来の2本のアニメーションが入り、計6本となった。

 映画祭は9月10日のセレモニーをもって栄えある金獅子賞他の受賞者が発表され、幕を閉じる。



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