シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>4日、劇団☆新感線2011年夏興行「髑髏城の七人」の東京公演に先駆けた公開リハーサルが青山劇場にて行われ、小栗旬、森山未來、早乙女太一、小池栄子、勝地涼、仲里依紗ら若手実力派俳優たちが華麗な衣装に身を包み熱演を繰り広げた。

 「髑髏城の七人」は、劇団☆新感線の最高傑作とも呼ばれる時代活劇。1990年に初演されて以来7年ごとに上演され、本公演が4度目となる。初演から 21年目となる今年の舞台は、若い人気俳優たちが集結し新たにリニューアルされたもの。劇団☆新感線の看板俳優である古田新太が務めることの多かった主人 公の捨之介を小栗が、捨之介を演じる役者が一人二役で担当していた敵役の天魔王を森山が演じる。

 捨之介をひょうひょうとした魅力で演じた小栗は、先月に千秋楽を迎えた大阪公演について「一日二回公演が多くて大変でしたが、お客様がすごく楽しんでく れてうれしかったです。大阪公演でせんべい投げ(劇団☆新感線が千秋楽で行う恒例行事)を初めてやって楽しかった。公演終了後の舞台あいさつはこれまでほ とんどやったことがなかったので、実は毎公演カーテンコールの前が一番緊張しました(笑)」と振り返った。そしてこれから始まる東京公演について「舞台は 日々進化していくものなので、東京のお客様にもその日々の進化を楽しんでいただければ」と意気込みを語っていた。

 一方、天魔王をクールに演じた森山は、大阪公演を「突っ走りながらもぶれにぶれ、揺れに揺られて最終的には大きなうねりとなって終わることができまし た」と振り返り、今後の東京公演は「さらに大きなエネルギーをお客様に届けられればと思います。そして、全員ケガすることなく完走します」と抱負を語って いた。

 「髑髏城の七人」は中島かずきによる脚本、いのうえひでのりの演出によって1990年に池袋西口公園テントで初演、1997年に再演、2004年には古 田新太主演の「アカドクロ」、市川染五郎主演の「アオドクロ」として同じ作品をキャスト・演出を変えて連続上演するなど7年ごとに再上演されてきた人気作 品。今回はフレッシュな若手俳優らに加えてベテラン俳優の千葉哲也のほか、高田聖子、粟根まこと、河野まさと、といった劇団員も顔をそろえている。(古河 優)

劇団☆新感線2011年夏興行「髑髏城の七人」は9月5日から10月10日まで東京・青山劇場にて上演



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