カーペンター映画のヒロインには「要塞警察」に始まるクールビューティーの系譜と「ハロウィン」に端を発する脅えて逃げ惑う系譜とありますが、「ザ・ウォード」はそれらの集大成でしょうか。どちらにしても、男には媚びない。それが女性がカーペンター映画を見る時の魅力なのです。
カーペンター作品の中で最も激しいヒロインは「クリスティーン」のクリスティーン。ゴージャスな美貌と完璧なラインを持ちながら、自分の使命を全うするためにはなりふり構わず邁進する。彼女を阻むものは何もない。その正当な後継者が「ザ・ウォード」でアンバー・ハードが演じたヒロインだろう。
あー、ところで私、「ドライブアングリー3D」も何故かしっかり見てるのね。この映画でアンバー・ハードに惚れましたよ、あたしゃ。エレン・ペイジより男前かも。