アニメ「聖闘士星矢」、25年目の新事実が発覚!古谷徹「潘さんがオーディションでないことを知って驚きました!」
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
>20日、東映ビデオ株式会社にて「聖闘士星矢 THE MOVIE Blu-ray BOX 1987~2004」のボーナスディスクの特典収録記者会見が行われ、声優でペガサス星矢役の古谷徹、アテナ役の潘恵子、そして山内重保監督が数年ぶりに再会し、当時の思い出や本作へ熱い思いを語り合った。
この日はボーナスディスクに収録される「スペシャルインタビュー&対談 2011」のために7年ぶりの再会を果たした3人。収録が行われたばかりの対談では「星矢と沙織の関係は男と女としてはどうなんだ?」など突っ込んだ内容も語られているというが、中でも潘がオーディションで役に選ばれたのではないと明かされると、これには古谷もびっくり。「僕らは同じ日にオーディションをやったのですが、潘さんがオーディションでないことを知って驚きました! この25年間知らなかったです」と本当に知らなかった様子。また、古谷は当時役に入り込むためにオーディションには星矢のコスプレで挑んだことが暴露されると、潘は「わたしは逆に服装とかでイメージされたくないんです。声で勝負したいので逆に役とは反対の服装でオーディションに臨んだりしますね」とこだわりを明かしていた。
本作がアニメ化から25年たった今でも愛される理由について、古谷は「当時は本当に才能あふれる方々が集まっていました。声優もみなそれぞれの役に本気で声優人生を賭けてやっていました。その情熱から発するエネルギーが『星矢』という作品に生きていて、25年たった今でも世界中の人たちに支持される理由だと思う」と分析。今でもポスターを見れば星矢の気持ちや声になれるといい、「細胞に記憶されているみたいで、すぐに再現できます。本気でそのキャラクターを演じて、本気でそのセリフを言って、共に泣き笑いして、傷つき戦って、同じようにコスモを燃やしていないと無理ですけど(笑)」と懐かしそうに振り返った。
それほど役に入り込み星矢を演じてきた古谷だけに、星矢を演じるうえで一番苦労したシーンは究極までコスモを燃やすシーンだったとう。「究極までコスモを燃やすときって星矢は毎回ボロボロなんですよ。ボロボロ感と究極までコスモを高めるエネルギーは相反するものなので難しかったです。毎回、映画のたびに寿命が縮まる思いですよ」と収録中のエピソードを明かしていた。
「聖闘士星矢 THE MOVIE Blu-ray BOX 1987~2004」は1985年より週刊少年ジャンプ誌上で連載し、翌年1986年よりTVアニメ化された人気アニメ「聖闘士星矢」の生誕25周年を記念したBlu-ray BOX。1980年代に劇場公開された4作品と2004年に公開された映画『聖闘士星矢 天界編 序奏~overture~』ほか、ボーナスディスク付きDVDなども同封されるファンならば欲しくなること確実のアイテムとなっている。(取材・文:中村好伸)
Blu-ray BOX「聖闘士星矢 THE MOVIE Blu-ray BOX 1987~2004」は2011年11月21日発売 税込み価格: 1万7,850円 発売元:集英社・東映アニメーション・東映ビデオ 販売元:東映