映画.com より(以下一部抜粋)


>第36回トロント国際映画祭が、9月18日(現地時間)に閉幕した。最高賞にあたるピープルズ・チョイス・アワード(観客賞)に、レバノンの女性監督ナディーン・ラバキーの戦争映画「Where Do We Go Now?」が選ばれた。

 同作は、2007年の映画「キャラメル」で高い評価を獲得し、「世界で最もパワフルなアラブ人100人」の女性トップ5にランクインしたラバキー監督の新作。中東のどこかの戦乱の国を舞台に、地雷に囲まれ孤立した村を、対立するキリスト教徒とイスラム教徒の男たちから守ろうと戦う女たちの姿を描く。今回、同映画祭での上映終了時には、スタンディングオベーションが起こったという。

 ちなみに、トロント映画祭はアカデミー賞の前哨戦第1弾と位置づけられており、昨年、同賞を受賞したトム・フーパー監督、コリン・ファース主演の「英国王のスピーチ」は、第83回アカデミー賞で作品賞含む4部門で受賞。一昨年の「プレシャス」はアカデミー賞脚色賞と助演女優賞、その前年の「スラムドッグ$ミリオネア」は作品賞を含む8部門を制している。