スターバックスが日本で1号店をオープンしてから15年を迎えたそうです。その記念事業(?)として900店を超える日本国内のスターバックス全店が参加して感謝の気持ちをこめて作った動画メッセージがこちらです。
スターバックス15周年記念特集
すごいですね!
900店以上の店が全部参加してのコマドリアニメって単純に考えても900カット以上あるわけですが、それをこんなに滑らかに動かして、かつポップに見せるのってスゴイ技術だと思います。途中、時間の経過を示すかのように影が綺麗に移動していくんですよね。要するに日中の太陽の動きに従って影の落ちる位置が変化していくことを示しているんですが、その動きが意外とインパクトがあって短い動画にダイナミックさを与えているんですよね。コーヒーの中身は全然減らないんですけど、コーヒーの液面は日光がさす角度によって光方が違うんです。さりげなく自然を取り込んでいるのがいかにも日本的だなと感心したりして。
それにしても900以上あるスターバックスの店内には自分の知っているお店も必ずあるはずなのに、全然わからなかったですね~。あれでスターバックス、お店によっていろいろ違うんですが、動画を見てると本当に一つとして同じものがないことがわかります。
15年前に日本に1号店がオープンした時は、確か新聞や雑誌などで随分取り上げられたと思いますが、その時日本ではスターバックスに足を踏み入れることがないまま私はしばらく中国で暮らすことなったんですが、北京に行ったらそこにもスターバックスがしっかりできて、そのグローバルさに目をみはったことがあります。
当時はそれこそ「スターバックス」が日の出の勢いで店を増やしていた頃で、アニメの「シンプソンズ」にも取り上げられて、昔ながらの商店街のお店が全部つぶれて一旦店をしめたあと、次々に「スターバックス」の例のロゴの看板掲げて再オープン、なんてシーンが描かれてました。数年後、日本に帰ってきたらまさにその通りになっているような状況にびっくりしたものです。
アメリカ製の映画やドラマでも、大きな紙コップにフタのついたコーヒーを大量に買い出しに行くというシチュエーションが見られるようになったのは「スターバックス」が隆盛を極めてから以降のことです。日本では職場でお茶を入れるのが今でも一般的らしくて、こういう状況を見ることはあまりありませんが。
とにかくスターバックスで驚かされるのはそのコップのサイズで、最初の頃はSMLの代わりにショート/トール/グランデということにさえ戸惑っていたのに、ベンティなんて特大サイズまであったりしてね。紙コップでこんなに大きいの、どこで作ってるんだと目を丸くしたのも懐かしい思い出です。今では当たり前のような顔してグランデ頼んでますけどね。
カプチーノやエスプレッソのようなイタリアンコーヒーを日本でも手軽に飲めるよう広めてくれたのもスターバックスの偉業ではないでしょうか。15年前はコーヒー専門店でなければ飲めなかったメニューですよ。それまでは喫茶店で「コーヒー」か「アメリカン」を頼むのがほとんどだった日本人のコーヒーに対する意識を根底から覆したのがスターバックスだと言えるでしょう。
スターバックス以前と以後で、日本のコーヒーの飲み方はガラリと変わりました。それを経験している私たちは生きた歴史の目撃者なんですね♪
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