>ソウル、往十里CGVで開催された韓国初の3Dアクションスリラー映画『第7鉱区』の制作報告会は、映画のプロモーション映像と映画の3D制作記公開、出演陣の­共同懇談会の順序で行われた。『第7鉱区』は韓半島の南端、第7鉱区の広い海に浮んでいる石油ボーリング船「イクリプス号」で展開する深海の奇怪な生命体と隊員の死闘を、­3Dで描いたアクション物だ。『華麗なる休暇』のキム・ジフン監督がメガホンをとり、ハ・ジウォン、アン・ソンギ、オ・ジホ、イ・ハヌィ、パク・チョルミン、ソン・セビョ­ク、チャ・イェリョンなどが出演した。

この日公開された3D映像では、関心が寄せられていた奇怪な生命体の実体が公開された。怪物のデザインモチーフは、海産物の質感からスタートしたという。映画の特殊効果を­担当したmofacのチャン・ソンホ代表は、「今までどんな映画でも見ることのできなかったおもしろい怪物になるだろう」と話した。「奇怪な生命体のアイディアの出発点は­、もちろんシナリオだった。しかしシナリオの中の設定に苦悩して、具体的にデザインしてリアルに作ることがカギだった。少し欲を出して、特殊で特異な性質の怪物にしようと­した。ポン・ジュノ監督の『クェムル-漢江の怪物』があったが、独創的で完全に新しい怪物でなければならないと考えた」

キム・ジフン監督は「いつも初めての経験では苦労する。映画的な正当性を確保して面白さを主眼点としたとすると、今回の映画は映画的価値を考えた。『アバター』でハリウッ­ドが主導しているのを見ながら、ハリウッドのシステムを追随するよりは比較されるべきで、私が挑戦者であるならばそれだけの価値があるのではないかと思った。誰かが3Dを­作らなければならないが、そのデータを私が蓄積すれば韓国映画が進む方向に価値を見出せるのではないかとこの映画を制作した」と使命感を明らかにした。

今回の映画で石油を愛する海底装備マネジャー、チャ・ヘジュン役に扮したハ・ジウォンは、「『第7鉱区』は『海雲台』の前に企画された作品で、私にとっても挑戦であり、我­が国でこのような映画を作ることができるのかと心配だった。長いあいだ待ったし、果たして私にできるのかという心配も多く、このように公開することができるとは夢のようだ­」と話した。