映画.com より(以下一部抜粋)
>1970年代に放送された特撮シリーズを映画化した「電人ザボーガー」が10月15日、全国20スクリーンで封切られ、メガホンをとった井口昇監督をはじめ、板尾創路、古原靖久、佐津川愛美が東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶に立った。会場には当時を知る“大きなお友だち”が集結し、配布されたザボーガーのお面に大はしゃぎ。板尾は「こんな加齢臭がいっぱいの映画館は初めてでビックリ」と目を白黒。それでも「今まで特撮ヒーローをリメイクした映画は全部失敗しているが、ザボーガーだけは成功した。30数年ぶりというのも中途半端でザボーガーらしい」と胸を張った。
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主人公の秘密刑事・大門豊が相棒のロボット・電人ザボーガーとともに、地球を守るため犯罪組織Σ(シグマ)団に立ち向かう。古原が出演する「青年期の章」、板尾が出演する「熟年期の章」の2部構成。井口監督はザボーガーの大ファンだったといい「この日が来るのが夢でした。撮影中は泣きたくなる日もありましたが、今日はうれし涙が出そう。心臓がギュッとつかまれた感覚」と大入りの客席に感無量。「主人公が挫折からもう一度立ち上がる物語。いろんなことが起こった日本に、今こそ元気で頑張っていこうと伝えられたら」としみじみ語った。
板尾は「撮影中はテンションが上がりっぱなし。お弁当に何か入れられていたのかって思うほど」で、所属事務所に内緒で自らバイクスタントにも挑戦した。一方の古原は、本作のためにバイクの運転免許を取得。壇上のザボーガーを指さしながら「初めて乗ったバイクがあいつです」(古原)、「明らかに整備不良やけどな」(板尾)と笑いを誘った。
Σからの脱走者を演じた佐津川は「スタッフさんがとても楽しんでいて、カットがかかるたびに笑いが起こった。仕事って感じがしなかったし、こんな現場は初めて」と述懐。劇中衣装は“鉄製のセーラー服”という設定で「最初はどんなものか想像できなかった」。井口監督は「僕、セーラー服が大好きなんで(笑)、衣装合わせで思わず『おっ』と声が出てしまった」とご満悦だった。