映画.com より(以下一部抜粋)
>マーベルコミックの初代ヒーローを映画化した「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」が、10月14日に全国で公開された。軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」によって、超人的な身体能力を手に入れた青年が成長する姿を描く。主演のクリス・エバンスは強靭(きょうじん)な肉体を披露し、“守る”ことで戦う新しいヒーローを演じた。
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次回作「アベンジャーズ」とあわせてオファーを受けたエバンスは、“歴史的なヒーロー”という役どころに「かなりの責任とプレッシャーがあった」と明かす。しかし「あとから思うと、もしこれをやっていなかったらとても憤慨していただろうね」と話し、「今までで最高の選択だったね。僕の人生でベストチョイスだったよ」と胸を張る。
強健な体をつくるため、約3カ月にわたりウェイトリフティングなどワークアウトを行い、役づくりに励んだ。10代のころは小柄だったそうで、CGでつくり出された貧弱な姿は「まるで僕が13歳のころを見ているみたいだったよ」と振り返る。さらに盾のアクションやポージングを磨くため、コミックを読み「(どうやって盾を投げるかなど)動きにトライしながら、アクションをこなしたんだ」。
主人公キャプテン・アメリカが持つ“正しい心”は、「無私無欲だね。他の人を優先させることだ。もし常に他の人たちの幸せを考えているとしたら、それがヒーローの定義なんだと思うよ」と分析。エバンスが描くヒーロー像は、「自分のことを最後に回すということ。もし信念や意義を大切にし、自分のこと以上に他の人たちのことを大事にするとしたら、それが僕にとってのヒーローの条件だよ」と持論を展開した。
エバンスは、「アベンジャーズ」でマイティ・ソー(クリス・ヘムズワース)や、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)ら歴代のヒーローと共演する。多くのヒーローが「生まれながらにパワーを与えられていたり、偶然パワーが備わったりしている」のに対し、キャプテン・アメリカは「選ばれるんだ。他のヒーローと区別しているものは、彼のモラルと価値観だと思うよ」。同作は「『X-メン』のような作品とは違う。すでに自分の映画が存在する(ヒーローの)グループで、フランチャイズをクリエイトしようとしているんだよ」と解説した。
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」は、全国で公開中。