キムタク「南極大陸」初回平均22.2%!“神話”健在

スポーツ報知

> 16日にスタートしたSMAP・木村拓哉(38)主演のTBS系連続ドラマ「南極大陸」(日曜・後9時)の初回平均視聴率が22・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことが17日、同局から発表された。昭和30年代を舞台に南極大陸での観測に命がけで挑んだ男たちの人間ドラマ。今年、民放の連ドラで初回20%超えは同局春の「JIN―仁―」以来、瞬間最高も25・5%で「自分でも早く次回が見たいと思える作品になったことがうれしい」と、木村は喜びのコメントを寄せた。

 “キムタク神話”は健在だ。同局の開局60周年記念ドラマとして鳴り物入りでスタートした「南極―」。平均22・2%と高い数字で見事期待に応えた。瞬間最高視聴率も25・5%。これ以上ない船出となった。

 「沢山の方が作品を受け取ってくれたこと、そして自分でも早く次回が見たいと思える作品になったことが本当にうれしくて、スタッフや共演者の方々に改めて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!」と木村は感激のコメントを寄せた。

 「南極―」は戦後の日本復興期に、前人未到の南極観測に向け奔走する青年たちと樺太犬との絆を描いている。木村は地質学者・倉持岳志を演じており、第1話では観測船「宗谷」が南極に向け航海をスタートさせるところまでが描かれた。

 今年、民放の連ドラで初回20%を超えたのは「JIN―仁―」の23・7%以来。木村の主演ドラマで見ると、16作品中15番目の数字だが、BS、CSなどの多チャンネル化、インターネットテレビなどの普及で視聴形態が変わってきた現在においては、20%超えは見事な数字といえる。

 また、ここ数年、視聴率の伸び悩みに苦しむTBSにも「南極―」は救世主的な存在となった。20%どころか2ケタ超えさえ難しく、夕方に放送される「水戸黄門」の再放送が全日の最高視聴率、という日もあるほど。その「水戸黄門」「渡る世間は鬼ばかり」シリーズも打ち切りとなり、厳しい状況が続くか、と思われた中、視聴率を“持っている男”木村が同局を救ったとも言える。

 同番組の石丸彰彦プロデューサーも「精魂こめて作った作品。2話以降もすべての思いを作品にぶつけていくつもり」と自信を見せる。ストーリーの行方とともに、視聴率がどこまで伸びていくか注目だ。