映画.com より(以下一部抜粋)
>第24回東京国際映画祭が10月22日、東京・六本木ヒルズで開幕した。3月11日に起きた東日本大震災を受け、多額の義援金のほか、各地で日本への支援を呼びかけてきたジャッキー・チェンに対し、野田佳彦総理は「海外の映画界からもあたたかいご支援をいただき、先頭に立っていただいたのが、ジャッキー・チェンさん。日本政府を代表して、心から感謝を申し上げます」と感謝の意を述べた。
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3月11日に起きた東日本大震災を受け、延期や規模縮小も検討されていた本映画祭だが、今年は「信じよう。映画の力。」をテーマに、映画を通して被災地の復興に貢献する「TIFF ARIGATO プロジェクト」を展開。募金活動や、仙台での特別上映会、支援者のためのリストバンドの制作などを行う。
「TIFF ARIGATO プロジェクト」の一環の特別上映「震災を越えて」では、被災地となった気仙沼市に自宅を持つ、「春との旅」の小林政広監督が被災地復興を願い製作したドラマ「ギリギリの女たち」と、震災後、46年ぶりに全国キャラバンを復活させたフラガールたちの姿を追う復興支援ドキュメンタリー「がんばっぺ フラガール! フクシマに生きる彼女たちのいま」、被災地の子どもたちからの映像メッセージ「今、つたえたいこと きっとわらえる2021製作委員会」の3本が上映される。
グリーンカーペットでフラダンスを披露したフラガールのリーダー、小林さんは「私たちから元気を出したいという思いを込めて踊りました」。「ギリギリの女たち」の西健二郎プロデューサーは「大きな悲しみの後で、明日の活力になるような映画になっていると思います」と語った。
第24回東京国際映画祭は、10月30日まで同所で開催。