Movie Walker より(以下一部抜粋)
>昨年の今頃は、アカデミー賞作品賞の有力候補として『ソーシャル・ネットワーク』(10)が圧倒的な強さを見せており、受賞確実と言われていた。最終的には『英国王のスピーチ』(10)にその座を奪われてしまったものの、最後までこの2作品の一騎打ちが繰り広げられてきたが、今年は未だにそこまでの最有力候補が見当たらないようだ。そんな中でハリウッド・レポーター誌が、現時点での最有力候補を予測している。
【写真】ブラッド・ピットがプロ野球チームのカリスマGMを演じる実話『マネーボール』
■作品賞10作品※( )内は全米公開日
『戦火の馬』(12月25日)、『マネー・ボール』(公開中)、『J・エドガー』(11月9日)、『The Artist』(11月23日)、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(12月25日)、『Midnight in Paris』(11)、『The Help』(公開中)、『ザ・ディセンダンツ』(11月23日)、『The Ides of March』(公開中)、『Tinker, Tailor, Soldier, Spy』(12月9日)
■監督賞
スティーブン・スピルバーグ『戦火の馬』、クリント・イーストウッド『J・エドガー』、スティーブン・ダルドリー『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、ミシェル・アザナヴィシウス『The Artist』、ウディ・アレン『Midnight in Paris』
■主演男優賞
ブラッド・ピット『マネー・ボール』、レオナルド・ディカプリオ『J・エドガー』、ジョージ・クルーニー『ザ・ディセンダンツ』、ジャン・デュジャルダン『The Artist』、ライアン・ゴズリング『The Ides of March』
■主演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス『The Help』、メリル・ストリープ『The Iron Lady』、グレン・クローズ『Albert Nobbs』、ミシェル・ウィリアムズ『マイ・ウィーク・ウィズ・マリリン』、ルーニー・マーラ『ドラゴン・タトゥーの女』
■助演男優賞
クリストファー・プラマー『Beginners』、ケネス・ブラナー『マイ・ウィーク・ウィズ・マリリン』、マックス・フォン・シドー『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、ジョージ・クルーニー『The Ides of March』、ジム・ブロードベント『The Iron Lady』
■助演女優賞
ベレニス・ベジョ『The Artist』、ヴァネッサ・レッドグレイヴ『Coriolanus』、オクタビア・スペンサー『The Help』、ジュディ・デンチ『マイ・ウィーク・ウィズ・マリリン』、エヴァン・レイチェル・ウッド『The Ides of March』
となっている。しかし、まだ未公開作品などもあり、またデヴィッド・クローネンバーグ監督作『A Dangerous Method』のキーラ・ナイトレイやヴィゴ・モーテンセン、ヴェネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞した『Shame』のマイケル・ファスベンダー、『カーネージュ』のクリストフ・ヴァルツ、ジョン・C.・ライリー、ジョディ・フォスターにケイト・ウィンスレット、『ザ・ディセンダンツ』のアレクサンダー・ペイン監督にシェイリーン・ウッドリー、『ドラゴン・タトゥーの女』のデヴィット・フィンチャー監督、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のトム・ハンクスとサンドラ・ブロックなど、多数の強力なライバルが控えていることから、今後の動きが注目される。
なお、第84回アカデミー賞のノミネーションは現地時間の2012年1月24日(火)、授賞式は2012年2月26日(日)にロサンゼルスのコダック・シアターで開催される予定だ。