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映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』で、メガホンを取ったポール・W・S・アンダーソン監督、三銃士を演じたマシュー・マクファディン、レイ・スティーヴンソン、ルーク・エヴァンスが、登場する奇想天外に思える兵器の数々は、意外にも17世紀の史実に基づいたものであることを明かした。

映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』写真ギャラリー

 本作は、17世紀を舞台としていながら、回転式マシンガンなど三銃士が繰り出す珍しい武器も見どころ。アンダーソン監督は、「実は17世紀というのは、兵器開発が盛んな時代でね。実用できたかどうかは別にして、回転式の銃の設計図は実際に17世紀にあるんだよ」と話す。史実を基にした兵器を使った撮影は相当楽しかったようで、三銃士を演じた三人は、兵器のことが話題に上ると、ルークが「回転マシンガンだよ! バババババッって(笑)」と実演して見せ、レイが「想像してみて。大の男が三人して、そういうことをやっていたんだから(笑)」と合いの手を入れ、ルークが「これって仕事? って感じだったよ」と楽しい撮影現場の様子を伝えてくれた。

 だが、そんな三人も、剣で戦うシーンには苦労したそう。マシューは、剣術について、「複雑なダンスみたいなものだね。少しずつ覚えていって、それを、だんだん速くやるようにして練習するんだ」とその大変さを説明。レイは、「剣が終わって、腕が上がらないくらいなのに、『次は馬のシーン』なんて言われたりして。冗談じゃないって感じだったよ(笑)」と剣術の大変さだけでなく、アクションばかりが続く撮影にも苦労していた様子。マシューは、「でも、僕らより、ローガン(・ラーマン、主役ダルタニアン)がよくやったね」とたたえたが、レイが「彼は、まだ若いから。頭脳もフレッシュだし、飲まないし」と語ると三銃士三人が顔を見合わせて含み笑い。どうやら撮影後のお楽しみもあったようだ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は10月28日公開

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