Movie Walker より(以下一部抜粋)
>第24回東京国際映画祭の特別オープニング作品『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(10月28日公開)で来日したローガン・ラーマンとガブリエラ・ワイルドにインタビュー。劇中でダルタニアンとコンスタンスの爽やかカップルに扮したふたりは、素顔も好感度大! 役作りや舞台裏について、仲良く語ってもらった。
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田舎者で無鉄砲な青年ダルタニアンが、王妃の次女コンスタンスと恋に落ち、フランス最強の三銃士たちと共に、盗まれた王妃のネックレスを取り戻そうとする。ローガンはダルタニアン役について、「小生意気で、ちょっとナイーブな若者役ってことで、演じる側としてはやり甲斐があったよ」と言うと、ガブリエラは「ちょっと生意気すぎないかしら(笑)。まあ、若いから無邪気ってことで許されているのかもしれないわね」と苦笑い。
今回は時代ものということで、ローガンはダイナミックな剣術のアクションにもトライした。実は彼はファンタジー映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(10)でも見事な剣さばきを見せていたが、「今回は全然スタイルが違ったから、フェンシングは一からやり直しだったんだ」と語る。「スタントも、より複雑なものだったから、ちょっとナーバスになったよ。でも、前回の経験があるって自分に言い聞かせたら、少しはその気持が和らいだかな」。ガブリエラも時代ものは初めての体験だった。「コルセットをつけると、立ち姿や身のこなしが全て変わってくるから大変だったわ。でも、コルセットって、当時、男性社会で女性が抑圧されていたことの象徴みたいよね」。
本作の見どころについてはローガンが「全てを楽しんでもらえることは間違いないけど、特にここって言われたら、飛行船どうしの空中戦がすごいよ」と、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したとされる飛行船での戦闘シーンをプッシュ。ガブリエラも「確かに飛行船の戦いはたまらないわ」と言いながら、「年齢に関わらず、面白いと思えるポイントがある、盛りだくさんな映画よ」と娯楽性をアピールしてくれた。
本作でさらに注目されるであろうローガンとガブリエラ。前途洋洋な彼らに、いつか仕事をしてみたい監督や将来の抱負について聞いてみた。「たくさんいるけど、デヴィッド・フィンチャーやコーエン兄弟、スパイク・ジョーンズが大好き。彼らと仕事ができたら夢のようだよ」とローガン。超大作に初めて出演したガブリエラは、特に監督名は挙げなかったが、「以前に女優業を一生の仕事として決めたから、このままずっと続けていきたわ。そうね、タイプキャストは避けてバラエティあふれる役をやっていきたい」と、真摯な表情で答えてくれた。
本作は、『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督作だけあり、豪快なアクションは見応えがあるが、彼らの初々しい魅力も存分に堪能したい。