>26日(現地時間)、7月に亡くなった英歌手エイミー・ワインハウスさんの死因は、アルコールの過剰摂取だったと英検視官スザンヌ・グリーナウェイ氏が発表した。ワインハウスさんの血液100ミリリットル中のアルコール濃度は、英国で飲酒運転とされる法廷基準80ミリグラムの5倍以上、416ミリグラムとだったという。ワインハウスさんの部屋からは数本のウォッカの空き瓶が見つかっていた。
ワインハウスさんの最大のヒット曲「リハブ」は、自身の薬物中毒やアルコール依存症との闘いを歌った歌。かねてより薬物中毒、アルコール依存症に悩まされていたワインハウスさんの死因をめぐっては、さまざまな憶測が流れていた。この日、グリーナウェイ氏は「意図することなく致死量となりかねない量のアルコールを摂取したことが、彼女を突然の予期せぬ死に至らせた」と発表。ワインハウスさんの死は、自殺などではなく、事故死であるとした。
グリーナウェイ氏の発表を受けて、ワインハウスさんの家族は「エイミーの身に何が起こったのかがわかって、いくらか気が楽になりました。彼女が亡くなったとき、体内にアルコールが残っていたことがわかりました。数日間にわたってアルコールが蓄積されていったようです。エイミーはアルコール依存症と闘ってきました。打ち勝つことができなかったことに、心が痛みます」とコメントを発表した。