Movie Walker より(以下一部抜粋)


>第79回アカデミー賞長編アニメ映画賞に輝いた『ハッピー フィート』(07)の続編となる『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』(11月26日公開)。本作に登場するキャラクターで、南極海に住むオキアミのウィルとビルの日本語吹替をバナナマンが務めることがわかった。

【写真】鈴木福は主人公エリックの日本語吹替で、劇場アニメ吹替に初挑戦する

本作の主人公であるペンギンたちの世界と連動して、もう一つの物語として繰り広げられる重要なキャラクター、それが南極海に住むオキアミのウィルとビルだ。群泳する中から飛び出した2匹の旅が、まさにお笑いコンビさながらのテンポある掛け合いと共に描かれている。この2匹の声をオリジナル版で担当しているのが、何と世界のトップスターであるブラッド・ピットとマット・デイモンなのだ。『オーシャンズ11』(02)、『オーシャンズ12』(05)、『オーシャンズ13』(07)での共演のみならず、公私共に仲の良い親友として知られるふたりだけに、息の合った掛け合いが披露されている。そのブラッド・ピット&マット・デイモン演じる最強コンビの日本語吹替に白羽の矢がたったのは、やはり仲の良いことで知られるお笑いコンビのバナナマンだった。

これまでに日村勇紀が『モンスターVSエイリアン』(09)や、設楽統が『少年マイロの火星冒険記 3D』(11)、コンビで「リトル・マーメイドIII はじまりの物語」など、既に海外アニメーションの日本語吹替は経験済みだが、ここまで世界中の誰もが知っているスーパースターが担当するキャラクターの日本語吹替を担当するのは、もちろん初のこと。テンポある掛け合いで観客を笑わせつつ、それでいて感動させるという難しい役どころだけに、今から吹替演出の監督から、「あのブラピ&デイモンのコンビに負けないでほしい」と期待を寄せられているあたり、ふたりへのプレッシャーも相当大きいだろう。

ブラッド・ピット演じるオキアミの兄貴分ウィルの声を担当する設楽は、「ブラッド・ピットの役を日本語で俺がやっているなんて、ブラピは知りもしないだろうな」としめしめと言わんばかり。一方、マット・デイモン演じる弟分ビルの声を担当する日村は、「バナナマンのコンビの雰囲気が出せれば良いな。マット・デイモンの役が俺でごめんね」と、マット・デイモンのファンへまずは謝罪していた。

ふたりのアフレコ収録は、都内スタジオで10月下旬から11月上旬に行われる予定。なお、ブラッド・ピットは11月上旬に自身の主演作『マネーボール』(11月11日公開)のプロモーションで来日する予定となっており、もしかすると直接バナナマンからの挑戦状がブラッド・ピットに届けられる、そんなサプライズがあるかもしれない。まさに世界のトップスターとバナナマンとの“オキアミ対決”が勃発するかも!?



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