嵐、被災3県にドーンと3億円寄付…著書&イベント収益
スポーツ報知 より(以下一部抜粋)
> 人気グループ「嵐」が東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県に約3億円を寄付したことが3日、分かった。3億円は自ら企画取材した著書「ニッポンの嵐 ポケット版」の収益と今年6月に東京ドームで行ったチャリティーイベントのグッズ販売収益で、3県に約1億円ずつ送った。5人は観光庁の「観光立国ナビゲーター」を務めていることから、同庁と協力して今後も復興支援を続けるという。
嵐がドーンと3億円、甚大な被害を受けた3県へ送った。
本は「ニッポンの嵐 ポケット版」(エム。シィオー。)。日本文化を考えるきっかけにと、メンバー5人が各地で取材した内容をまとめたオリジナル版は昨年9月、全国の小・中・高校約4万校に寄贈された。好評だったためポケット版を一般販売したところ、6月30日の発売から4か月間で約42万部が売れた。
この収益と、6月下旬に東京ドームで3日間開催したイベント「嵐のワクワク学校~毎日がもっと輝く5つの授業~」のグッズ販売収益を合わせた約2億5200万円を各県に8400万円ずつ寄付。さらに、メンバー5人に入る本の印税収入総額4950万円を各県1650万円ずつ寄付した。
5人は3日間で約22万5000人を動員した「嵐のワクワク学校」の売り上げのうち約2億円をジャニーズ事務所のチャリティー企画「Marching J」を通じて寄付しており、これで約5億円を被災地に届けたことになる。
嵐は昨年4月に「観光立国ナビゲーター」に就任。5人が日本各地の暮らしぶりを取材した同書は、当初全国の小中高校への寄贈図書として出版された経緯もあって、今回は観光庁を通じて「被災地の今後の教育と観光に利用していただきたい」という思いを添えて寄付した。「エム。シィオー。」の関係者は「11月以降の売り上げについては、メンバーもさらに地域を拡大して寄付したいようです」と話している。
嵐は大みそかのNHK紅白歌合戦で2年連続司会を務めることが決定。さらに今月23日には同局で5人が宮城・女川町など全国を旅した特別番組「嵐の明日に架ける旅」が放送される。復興の旗頭として5人が果たす役割は大きい。
◆男性グループ初「好きなアーティスト」2年連続トップ 〇…エンターテインメント情報誌「オリ★スタ」が選ぶ「好きなアーティストランキング2011」で、嵐が2年連続のトップに輝いた。読者投票によって選ばれるもので10、20代でトップ、40代でも5位と幅広い年代で安定した人気を集めた。“連覇”はaiko(05、06年)、宇多田ヒカル(07、08年)に続く3組目で、男性アーティスト、グループでは初の快挙となる。
◆ジャニーズ募金継続 〇…ジャニーズ事務所では今年4月に代々木第一体育館で「Marching J」の幕開けとなる募金イベントを所属タレント全員で開催。「Marching J」としての募金は現在も各タレントのコンサート会場などで継続しており、担当者は「寄付については来年以降になる見込み」としている。