藤原竜也、伊勢谷友介、吉高由里子、「死ねっ! 死ねっ!」と言い合う大人げない香川照之、生瀬勝久に圧倒される

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』で共演した藤原竜也、伊勢谷友介、吉高由里子が、ベテラン俳優・香川照之、生瀬勝久のパワーに圧倒された撮影現場の様子を振り返った。前作『カイジ 人生逆転ゲーム』で大金を手にしたものの、またもギャンブルで有り金をなくし、地下で働く労働者となってしまった主人公カイジが、仲間たちの自由をかけて、極限のゲームに挑戦していく姿を描いた本作。そんなストーリーと相反して、撮影現場は和気あいあいとした雰囲気に包まれていたという。

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 本作の撮影現場の様子について、開口一番「もうずっとおなか抱えて笑っていましたよ」と語る吉高。藤原も「話し掛けられないように一生懸命台本を読んでいるフリをしていた」と明かすほど、現場でマシンガントークを展開していたのは、前作に続き利根川役で出演した香川と、坂崎のおっちゃん役で本作初参加の生瀬だ。二人は「よーい、スタート!」の「よーい」までしゃべり続け、「スタート!」の声ですっかり芝居に入り込む切り替えの速さで、周りのキャストたちを圧倒していたそう。藤原、伊勢谷、吉高は、二人の会話の内容について、とても明かせないと顔を見合わせたが、伊勢谷が明かした二人の会話の一端は「僕は、大の大人が死ねっ! 死ねっ! と言い合っているところを生まれて初めて見ました」というもので、そんなエピソードからも、香川と生瀬の熱のこもった掛け合いが聞こえてきそうだ。

 ベテラン俳優・香川と生瀬の気迫に圧倒され、テンションの高い現場となった本作の撮影だが、そんな現場に唯一、テンションの低いキャストもいたという。それは、オリジナルゲーム「姫と奴隷」に登場する本物のライオンで、藤原と伊勢谷は「あのライオンくんは、本当にテンションが低かった……」と声を合わせ、吉高はスタッフが生肉を使い、必死でライオンたちのテンションを上げていたことを明かした。しかし、そんなライオンも、映画の中では大熱演! 迫力あふれる演技を披露している。

 伊勢谷が「舞台の経験が豊富な藤原さんにたくさん学ばせてもらった。実力派のキャスト、スタッフがそろった最高の現場でした」と振り返る『カイジ2~人生奪回ゲーム~』の撮影現場。吉高は、監督の「最後の最後まで何を考えているのかわからないように、なるべく表情を出さないように」という言葉を意識して撮影に臨んでいたことを明かしたが、藤原が「正直、演技をしているにもかかわらず、自分でも誰を信じればいいのかわからなくなってしまうほどでした」と語るとおり、裏切りに次ぐ裏切り、手に汗握るスリルの連続が本作の魅力。実力派俳優たちの火花散らす演技戦に注目してほしい。(編集部・森田真帆)

映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』は11月5日全国公開


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