cinemacafe.net より(以下一部抜粋)
>世界的なブームを巻き起こした人気ホラー・シリーズ11年ぶりの待望の最新作『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』が先日、遂に日本上陸を果たした。様々な悪夢をくぐり抜けてきたヒロイン、シドニーを演じるネーヴ・キャンベルを始め、コートニー・コックスやデヴィッド・アークエットらお馴染みのキャラクターの久々のカムバックにファンが沸く中、新鮮な風を吹き込んでいるのが、いま注目のホット・ガール、エマ・ロバーツだ。実はシリーズのファンだったと公言する彼女だが、実際に出演してみての感想は? 本作の魅力、そして撮影の裏話について語ってくれた。
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14歳か15歳の頃初めて本作のシリーズを目にしたというエマは、「まさか自分が5年後に『スクリーム4』に出演するなんて夢にも思わなかった!」と出演が決まった当初の驚きを明かす。
「『スクリーム』は私にとってほかのホラー映画とは違うの。だから、この映画の出演を決めたとき、“ホラー映画に出演”ではく“『スクリーム』に出演”だと思った。特に私の世代のホラー映画は、美少女や美男子が出てきて殺されるだけ。観客が応援したくなるようなキャラクターがいない。でも、シドニーはアイコン的なキャラクターだと思うし、観ている誰もが生き延びてほしいと思う。そこがこのシリーズのいいところ。笑いがあるのも好き。『スクリーム4』の最後のカットを見たとき、心底笑いながらも怖くて母親の陰に隠れたんだけど、そういう映画は珍しいわ」。
オスカー女優のジュリア・ロバーツを叔母にもち、ハリウッド映画界のサラブレッドとして10歳からキャリアをスタート。コメディ番組「Unfabulous」で大ブレイクを遂げた後、女優のみならず歌手としてもステージを踏み、近年ではファッション・アイコンとして、10代にして煌びやかなスター街道を歩みつづけているエマ。ホラー作品への出演はこれが初となったが、彼女の作品選びの基準は、いたって明快でシンプルだ。
「私がこの映画に出演したいと思ったのは、監督がウェス・クレイヴン(シリーズを通して監督)だったから。彼がこの映画の監督なら、いい映画になるだろうと思った。彼と一緒に仕事をしたかったし、彼のスタッフも最初の作品から一緒にやっている人が多くていい人たちばかり。監督はスタッフの選び方が上手。現場は心地よかったし楽しかった。ホラーを撮影するときのカラクリを見るのも楽しかった。血のりとか人を刺すときのナイフとか、見ているだけで面白かったわ」。
今回、エマが演じたのは主人公・シドニーの従妹役のジル。奇しくも名字は自身と同じロバーツで、ある理由から彼女は「第二のシドニー」と言われているのだが、そのワケは観てのお楽しみなのだとか。憧れの先輩俳優たちとの共演を果たしたエマは、その目を輝かせて撮影現場をふり返る。
「ネーヴは憧れの女優だし、共演していて楽しかった。とても親切で週末に家に招いてくれたり、支えてくれるタイプの女優だからいつも助けられたわ。また、1作目と変わらず美しいので、思わず『どんな化粧品を使っているの?』と聞いてしまったわ! コートニーも大好きな女優で以前からファンだったから、会えて嬉しかった。ユーモアがあるし、皮肉っぽくて私が好きなタイプ。デヴィッドもよく現場にいて若いキャストといつも一緒にいて溶け込んでいたの。3人ともとてもいい人だったわ」。
シリーズ前作の面白さをふまえたうえで、「この映画は成功している。前作の繰り返しではなく新たな解釈を加えているので、ファンにも喜んでもらえるわ」と、一ファンとしても自信をもって本作を送り出すエマ。サラブレッドらしからぬ飾らないキュートな魅力から一転、スクリーンの中でどのような“恐怖”の演技を見せているのか? 要チェック!
『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』は全国にて公開中。