夕刊フジ より(以下一部抜粋)


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 「まったく毎年同じことやって。この事務局って学習しないんですよ!」

 と会場入りした記者がカンカンだったのは、日本が世界に誇る東京国際映画祭の授賞式での一幕。おかんむりの映画ジャーナリストが続ける。

 「自慢げに“国内外からメディアが駆けつけている。登録記者数は1割増しだ”なんて言っているにもかかわらず、記者やカメラマンが座れるスペースを十分に用意していない。授賞式は2時間もあるんですよ。それなのに、通路に座れとか、立ったまま取材してくれとか。国際映画祭として恥ずかしい」

 開始の時間は、午後2時だった。一切の遅延アナウンスもなく、開始が30分遅れた。司会者がわびるわけでもない。

 「あんな興奮のない映画祭も珍しいですよ。受賞者が発表されても、歓声一つあがらないんですからね」とジャーナリストは手厳しい。

 来年は第25回。華やかな授賞式を期待したい。