> 「マリー・アントワネット」「スパイダーマン」のキルステン・ダンストが、第63回カンヌ映画祭主演女優賞を受賞した、ラース・フォン・トリアー監督の最新作「メランコリア」のポスタービジュアルが、このほど公開された。同作でダンストはフルヌードを披露、その体当たりの熱演も高い評価につながった。
キルステン・ダンストがドイツの市民権を取得
「奇跡の海」でカンヌ映画祭グランプリ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で同映画祭パルムドールを受賞した鬼才の最新作は、巨大な惑星メランコリアに直撃される地球の最期の日々が舞台。ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」をバックに、豪勢な結婚式をおこなうヒロイン・ジャスティン(ダンスト)とその姉・クレア(シャルロット・ゲンズブール)の姿を通し、孤独と絶望に追いつめられた人間の心理状態、魂の救済を描く。
共演は、トリアー監督の「アンチクライスト」で第62回カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したシャルロット・ゲンズブールがクレアを演じるほか、キーファー・サザーランド、シャーロット・ランプリング、ジョン・ハートら各国の名優が顔をそろえる。
ポスターは、水の中に体を沈めたウェディング姿のダンストの傍らに、メランコリアを思わせる惑星と地球が配された神秘的な仕上がりとなっている。
「メランコリア」は2012年2月17日全国公開。