cinemacafe.net より(以下一部抜粋)
>昨日、来日したブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが11月9日(水)、都内で開催された映画『マネーボール』のジャパン・プレミアに揃って出席。会場に詰めかけた計4,800人あまりのファンの歓声に笑顔で応えた。
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映画はメジャーリーグの「オークランド・アスレチックス」が貧乏球団ながら独自の野球理論で上位に進出していくさまを描いており、ブラッドは実在のゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンを演じている。ブラッドにとっては2009年の『イングロリアス・バスターズ』のプロモーション以来の来日。一方のアンジーは昨年7月、『ソルト』を携えて双子のノックスとヴィヴィアンを除く4人の子供たちと来日して以来となる。今回は子供6人全員を連れて一家8人での来日となった。
アンジーは真っ赤なドレス、ブラッドは目元を微妙に隠す洒落たメガネとラフなジャケット姿で、2人揃ってエスカレーターを下ってレッドカーペットに登場。サインや握手を求めるファンの声に気さくに応じた。ハリウッド最強カップルの久々のツーショットに詰めかけたカメラマンもフラッシュを浴びせた。
その後、ブラッドは舞台挨拶へ。大歓声に迎えられると「日本に来られてすごく嬉しいよ。この映画は4年かけて作ったんだけど、きっとみなさんに気に入ってもらえると思う。もし気に入らなかったとしても何も言わないで(笑)」と愛嬌たっぷりに日本のファンに挨拶。
もしも一家で野球チームを作るなら? という問いには「(9人には)あと一人足りないね。僕(のポジション)はショートかな。みんなと接することができるからね」と語った。さらにアンジーのポジションは? と尋ねられると「それは彼女が決めるよ」とニッコリ。
アカデミー賞有力とも評される本作。今後の賞レースに向けて期待が膨らむが、ブラッドは「そういううわさは嬉しいけど、僕が考えているのはとにかく、良い作品を作るということだけ。そういうものは後からついてくるもの」と冷静に語った。
この日は東日本大震災の被災地の野球少年たちも招待されており、ブラッドはその一人一人と握手を交わし、ボールにサインを書き込んでプレゼント。「震災が起きたときはニュースを見て驚き、世界中のどこにいるときも日本のことを常に気にかけていました。そしてみなさんの頑張りや粘り強さには僕らも強い影響を受けています。アスリートや我々、エンターテインメントに携わる人間が少しでも癒しの時間を与えることができればと思っています」と日本に向けてエールを贈った。
『マネーボール』は11月11日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。