シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
>12日、代々木第一体育館にてファッションと音楽の祭典「GirlsAward2011 AUTUMN/WINTER 」が開催され、ロックバンド、X JAPANのリーダーYOSHIKIが、スペシャルゲストとして登場して観客を魅了した。
YOSHIKIが音楽プロデュースした映画『REPO! レポ』フォトギャラリー
今月8日に、洪水被害に苦しむバンコクで公演を行い、ワールドツアーを完走させたばかりのYOSHIKIは、赤いバラの花束を持ってランウェイに登場。客席に向かって、バラを投げ込むと、二万人の女性ファンからは、悲鳴に近い大絶叫が上がった。
YOSHIKIがランウェイを歩いているとき、ステージ上のスクリーンに流れていたのは、10月26日から発売されている「X JAPAN LAST LIVE 完全版」。劇的な解散をとげた1997年に行われた、東京ドームでの伝説のライブを振り返ったYOSHIKIは、「あのライブのときは、これですべてが終わる……って、本当に絶望的な気持ちでした。それから10年以上の時がたって、まさかこうして、X JAPANを再結成させて、世界を回ることになるとはまったく思ってなかったので、信じられないような、夢は必ず叶うんだなって思いました」と話した。また、ショーの後にマスコミからの質問に答えたYOSHIKIは、亡くなったhideとTAIJIへの思いも吐露。「hideのときもそうですけど、悲しみって後からドカーンとくるもの。実は、TAIJIが亡くなったとき、一度戻ってきて、彼が灰になってから会いに行ったんです。自分でも強くなったと思うけれど、こういうときこそ前を向かなければと感じるんです。でも、逆に言えば、気持ちの整理ができてないだけかもしれませんね。hideとTAIJI、二人の大切なメンバーを失ったことは、僕もファンも悲しい。二人の分も背負って、ステージに立って行きたいです」と静かに語った。
この日の囲み取材中、「実は、いまハリウッドからすごく大きな仕事のオファーがきているんです」と明かしたYOSHIKI。守秘義務があるため、まだ細かいことは発表できないようだが、作曲に関することであり、「もしも実現出来れば、これまでのキャリアで最高の仕事になるかもしれません」とうれしそうな表情を浮かべた。X JAPANのライブでは、今でも客席からステージの上にいないhideや、TAIJIを大声で呼ぶ声が聞こえてくる。YOSHIKIが話した「(TAIJIが亡くなったあとの)ツアー後半は、7人のX JAPANとして演奏していました」という言葉は二人の死を悲しむファンにとって一番の励みになったのではないだろうか。