Movie Walker より(以下一部抜粋)
>中国河南省の山奥にある禅宗の寺院・少林寺。中国武術である少林拳の発祥の地として有名なため、アクション映画の舞台として数多く取り上げられてきた場所だが、実はこれまでに少林寺を扱ってきた映画は全て、実在の少林寺に許可を得ないまま勝手に製作されていたということをご存知だろうか?
【写真】約2億4000万円で建造した本物と同サイズのセットをクライマックスで全て爆破するというスケール感もすごい
『嵐を呼ぶドラゴン』(74)で少林寺が舞台として選ばれて以来、ジャッキー・チェン主演の『少林寺木人拳』(76)や、日本で大ヒットを記録した『少林寺』(82)など、少林寺を描いた映画は無数に製作され、香港・台湾映画のジャンルの一つを確立したといっても過言ではない。だが、それらは全て本家の正式な認定を得ることなく作られていたというのだ。こうした作品の多くが、本家顔負けの格闘シーンを売りにしているだけに、この事実はかなり意外ではないだろうか。
だが、そんな少林寺映画史上初めて、遂に本家少林寺の認定を受けて製作された作品が登場する。それが11月19日(土)より公開される『新少林寺 SHAOLIN』だ。同作は20世紀初頭の戦乱の中国を舞台に、命懸けで人々を守る僧侶たちを描いた作品で、少林寺の全面的な協力による詳細な設定と洗練されたアクションが見どころの大作だ。また、アンディ・ラウやジャッキー・チェン、ニコラス・ツェーなど、豪華すぎるキャストたちの競演にも注目していただきたい。
約1500年にも及ぶ長い歴史の中で、初めて少林寺公認の映画となった『新少林寺 SHAOLIN』。是非とも本家お墨付きの本作で、少林寺の真髄を体験してほい。