英コメディアンのリッキー・ジャーベイスが、2012年1月15日(現地時間)に開催される第69回ゴールデングローブ賞授賞式の司会に決定した。同賞を主催するハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が11月16日に正式発表した。ジャーベイスは、3度目の司会登板となる。
ゴールデングローブ賞司会はまたもリッキー・ジャーベイス?
過激なギャグで知られるジャーベイスは今年の授賞式で、ポルノ女優をホテルに監禁したチャーリー・シーンや、60歳下のモデルと婚約したヒュー・ヘフナー、反ユダヤ的言動で知られるメル・ギブソン、高齢のフィリップ・バークHFPA会長、コメディ・ミュージカル部門にノミネートされたジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリー共演「ツーリスト」を次々と毒舌でいじり倒し、物議をかもした。
米NBCで放送されたこの授賞式の模様は、高視聴率を獲得。NBCはジャーベイスに続投のラブコールを送ったが、憤慨するセレブが続出した上、自分たちのことも笑いのネタにされたHFPAは歓迎するわけにはいかなかった。
HFPAにとってジャーベイスはリスクも大きいが、代わりとなる有力な司会候補もいない。NBCとHFPAとジャーベイスは先ごろ、パリで会食し、話し合いの機会を持ったそうで、その後HFPAで討議の結果、満場一致ではないもののジャーベイスにゴーサインが出された。来年の授賞式で、ジャーベイスがどこまで自由に話すことができるのか注目される。