真木よう子、風俗嬢を体当たり演技!ある日突然記憶をなくして恋人と名乗る人が現れても「普通に付き合う」
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
> 映画『指輪をはめたい』の初日舞台あいさつが新宿バルト9にて行われ、主演を務めた山田孝之を筆頭に、共演者の小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴、二階堂ふみ、そして岩田ユキ監督が登壇して撮影中のエピソードを振り返った。
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まずキャスト陣は、雨の中駆け付けたファンへ感謝の言葉を述べてから「映画を楽しんでほしい」と呼びかけた。本作では、美女3人の演技バトルが見どころのひとつとなっているが、中でも風俗嬢・めぐみに扮した真木のセクシーな衣装に注目が集まっている。真木のホタテ貝を模したブラのコスチューム姿で貝殻ベッドに寝そべっている姿は、まるで人魚姫のようで観客の目をくぎ付けにする。
この日の真木はうすいイエローのワンピース姿で、上品な女性らしさを強調していたが、風俗嬢役で出演のオファーが来たときは「この役を逃したら、二度とこんな役はもらえない。絶対やりたい!」と思ったと話す。しかし、いざ引き受けたものの「どんな風に演じたらいいのか」とずっと悩んでいたと明かす。結局「体当たりで演じることにした」とコメント。全く次元の違う役どころを楽しんで演じたようだ。
もし記憶をなくした後に、恋人だと名乗る人が現れたら? という質問に女性陣は、慎重な答えを口にしたが、真木だけは、「普通に付き合うと思う」と即答。理由は「本当にその人が恋人だったらかわいそうだから」と答えていた。
イベント参加は珍しい二階堂ふみは、結婚をテーマにしている作品だけに、「薬指だけをピンクのマニュキアにして、楽しんでいます」と可愛らしいコメント。劇中、スケートリンクの少女を演じているが、「レオタード姿なので、とにかく寒くて……。足の筋肉が硬直してしまいました」と現場でのエピソードを初々しく告白した。
美女に囲まれての登場となった山田は、会場から「うらやましいぞ!」の声を受け、「ありがとうございます」と答えたものの「ぼくは人とあまりしゃべるタイプでもないので……。でも、楽しくやりました」とあやふやな感想を口にした。
「人の原始的な部分が面白いな」と考えたという岩田監督は「人が根本的に持っている人の感情や心の奇跡を描きたいと思い、人間くささが演じられる人をキャスティングして、うまくいった」と作品の仕上がりに絶対の自信をのぞかせた。劇中、3人の美女が殴り合いになるシーンもあり、美女3人の感情をむき出しにした演技バトルも見どころとなっている。
本作は、芥川賞作家・伊藤たかみの同名小説を、映画『檸檬のころ』の岩田ユキ監督で映画化。頭を打ち記憶喪失になってしまった男(山田孝之)が、カバンの中に入っていた見覚えのない婚約指輪の相手探しに奮闘するラブ・コメディー。(福住佐知子)
映画『指輪をはめたい』は全国公開中