これぞ21世紀の映像技術最高峰!スピルバーグ監督初3DCG映画!『タンタンの冒険』にファン大集合で酔いしれる
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
> 21日、スティーヴン・スピルバーグ監督が初のフルデジタル3Dに挑んだ映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の“スピルバーグファン試写会”が都内某所にて行われ、約50人のスピルバーグファンが集結した。試写会では、スピルバーグファン代表として、最新号でスピルバーグ監督作品の魅力を徹底追求した特集を組んだ「CUT」編集長・内田亮、配給を務める東宝東和の松尾亘宣伝プロデューサーが、スピルバーグ監督の新作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』について、熱く語り合った。
映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』場面写真
試写会では、松尾プロデューサーが、スピルバーグ監督の本作への思い入れを告白。スピルバーグ監督が「製作期間中、楽しくて楽しくて仕方なかった。子どものころに戻ったように、思い描いた絵をフルCGで実現することができた」と語っていたこと、監督自らポスターデザインなど宣伝素材に意見したことなどが明かされた。そんなスピルバーグ監督の思いが込められた本作に、内田は「圧倒的な映像で世界を驚かせた『ジュラシック・パーク』のように、『タンタンの冒険』は21世紀の映像技術の最高峰と言い切れる映画。ピュアな子どものような気持ちになりきって撮っていて、その映画に対する執念は圧巻」と太鼓判を押した。
また、スピルバーグ監督のファンだという『日本沈没』の樋口真嗣監督は、一足先に完成披露試写会で本作を鑑賞。「ついに山が動いた! スピルバーグが3D映画を、というよりも3DCG映画を作る時が来たのだ。現場で最大限の効果の上がるカメラワークを追求し続けた彼が、撮影機材、スタントの仕掛け、絶妙なタイミングを狙う要素が複数以上絡み合うカットを自由に作れる可能性に着眼し、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の冒頭と同質の興奮が3DCGによって無限に拡張したのだ。いまだかつて誰も獲得できなかった3DCGにしか作り得ない演出スタイルを圧倒的なアイディアのひらめきのつるべ打ちでたったの一本で構築しちゃうとは、恐るべき天才少年の面目躍如といえよう。もうジジイなのに」と熱いコメントを寄せたという。
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』は、ベルギーの漫画家エルジェが1929年に発表した全世界発行部数2億5,000万部以上を誇る漫画シリーズの映画化作品。少年記者タンタンが、愛犬スノーウィと共に17世紀に姿を消した帆船ユニコーン号をめぐる謎に挑むストーリー。謎を追究するうちに出会うハドック船長とタンタン、異質なコンビの絶妙なチームワークにも注目してほしい。(編集部・島村幸恵)
映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』は12月1日全国公開