佐藤“剣心”見参!映画『るろうに剣心』ビジュアル初公開 「原作ファンに観ていただきたい」と自信

オリコン より(以下一部抜粋)


>俳優の佐藤健主演で人気剣客漫画を実写化する映画『るろうに剣心』(大友啓史監督)のビジュアルが初公開され、公開日は2012年8月25日に決まった。幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心という役どころに佐藤は「特に原作ファンに観ていただきたい」と自信のコメント。京都東映撮影所を中心に、2府4県で約4ヶ月におよぶ長期の撮影をやり遂げ、「ケガなく無事に撮影を終えることができてホッとした」と、解放感から思わず「終わったー!」と叫んでいたという。

ヒロイン・神谷薫役の武井咲 映画『るろうに剣心』2012年8月25日(土)全国公開 (C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会

 同作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)に1994年から1999年まで連載された和月伸宏氏による漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』が原作。連載当時、小学生だった佐藤は原作の大ファンで、実写化の成否の鍵は「アクション表現にある」と覚悟し、8月2日にクランクインを迎えるまで約2ヶ月間みっちりと、殺陣の練習に精力を注ぎ込んだ。

 アクションシーンを手がけるのは、この分野の第一人者である谷垣健治氏。佐藤は「もしかしたら漫画やアニメに匹敵するような、『るろ剣』の実写作品として納得していただけるようなレベルのアクションシーンが作れるかもしれないと思った。そのためにひたすら練習しました」。撮影の合間にも時間を惜しんで殺陣の稽古を続けていた成果に手応えを感じている。

 製作総指揮のウィリアム・アイアトン氏(ワーナー・ブラザース映画)は「来春に本編完成を予定しており、世界マーケットへのデビュー、そして海外配給に向け準備を始めています。我々は剣心が世界中の観客に愛されると信じています」と強気だ。さっそく、今月17日(土)、18日(日)に千葉・幕張メッセで開催される集英社『ジャンプフェスタ2012』会場で、数量限定のジャンプ限定ビジュアル劇場前売り券を売り出す。

★武井咲「映画を見終わった時に薫ちゃんになっていれば」神谷薫役

 ヒロイン・神谷薫役に女優・武井咲、そのほか蒼井優、青木崇高、田中偉登、吉川晃司、江口洋介、香川照之らが出演する。原作漫画を知らなかったという武井は、佐藤をはじめ原作ファンの多い撮影現場で「薫ちゃんを自分が演じるプレッシャーが重くのしかかって来ました」。真夏の京都の暑さに加え、いままで経験したことがなかった大友監督お得意の“長回し”にも、「全部全力でやっていると、最後のほうで本当にヘトヘトになっちゃって…」と試練の日々が続いた。

 「プレッシャーに負けてはいけないと思いましたし、それをいい方向に自分で変えていかなきゃなって思った」という武井は、大友監督になぜ“長回し”なのかをズバリ聞いたという。「監督は、長回しで何度も芝居をやっていくうちに役が馴染んでくる瞬間があって、すごく生々しい画が撮れるとおっしゃった。それを、現場ですごく実感できました。最終的にどんどん役に馴染んで、観客の皆さんが映画を見終わった時に薫ちゃんになっていればいいな」と話していた。

【ストーリー】
 幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられていた伝説の剣客・緋村剣心。彼は明治という新しい時代の訪れとともに姿を消し、「不殺(ころさず)」の誓いを立て、流浪人として旅をしていた。ある日、「神谷道場」の師範代を務める神谷薫を助けたことから、薫のもとで居候することになる。その頃、街では剣心のかつての呼び名・抜刀斎を名乗った人斬り事件が勃発していた…。Who killed Cock Robin?