昨日試写会で見て参りました、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」、なんとIMAXシアターで! 「ミッション:インポッシブル4」を見るのももちろん初めてですが、IMAXも私は初めての体験です。もお、わくわく、ドキドキ。


初体験といえば別のもあって、この日は同伴者なしの一人できてくださいというお達しで、会場に入る前に別の場所で受け付けだったのですが、そこに行って提示されたのが「一枚で二名入れる試写状」でして、だからもう一人別の人が来るまで待ってて下さいと言われました。要するにその場で見ず知らずの赤の他人とペアになって、その二名で試写状一枚使えということですね。その次の人なんていつ現れるのか定かでもないのに。これはホント初めての体験で、結構あきれました。ふつーしねーよ。さすがアメーバ、発想が柔軟です。


レッドカーペットの時もそうだったのですが、この日も超寒くてしかも雨模様、なんでトムのイベントで木曜はいっつも寒いんだとぼやきながら待とうとしたら、待つまでもなく次の方が現れたんでほっとしました。幸いな事に私の同伴相手になってくださったのはとても感じのよい若い女性で、挨拶のあとの会話もはずみ(レッドカーペットは寒かったわね、カイロ貰ったけれど一個じゃたりないわよね、どうせなら貼るタイプのが欲しかったわよ、とかなんとか)、おかげでとっても楽しく試写を鑑賞できました。まあ、でも、これは、運ですね。


IMAXシアターに入る段になると、さらに衝撃の体験が待ち構えていました。なんと劇場前でセキュリティチェックですよ、手荷物検査に金属チェックですよ、ここは空港か?! もしかしてペットボトル持ってたら取り上げられるのか?


結局取り上げられた、というか預けなければいけなかったのはカメラでした。ええ、ブロガーですからね、カメラは通常装備ですわよ、当然。その他録音機器も持っていれば預けるように言われたので、これは違法な録画録音を防止するためなのでしょうね。ケータイもその場で電源切るように言われました。そんなの劇場に入ったらまた電源入れられるのにね。



Who killed Cock Robin?

一歩入ると、通常のシアターと違い前の壁一面がスクリーンになってて、こ、これがIMAX(アイマックス)かとちょっと感動。座席も普通のと違ってかなりな急斜面。指定する時に「なるべく後ろで」と注文つけたんだけど、これだったら「なるべく上で」と言った方がよかったかも???


予告なしでいきなり始まる本編(2時間16分)ですが、オープニングの前の各社ロゴの段階でもうIMAXの大迫力にびっくりしたりして。なんと申しましょうか、画面大きいのに、いつも見てるより画素(というのか?)の密度が濃いような気がいたします。すんごい稠密な感じ。3Dじゃないのに立体感さえ覚えます。


そういう状況でアクションが繰り広げられるわけですから、それはもう超弩級のド迫力! 今のところ話題にのぼっているのはドバイのブルジュ・ハリファばかりですが、こんなのまだまだ小手調べ、ドバイを出てからがまたすごいんですってば! ドバイ、クライマックスじゃないんですよ、ドバイのあとにムンバイがきて、迫力もサスペンスも倍々!


手荷物検査までされたけれど、IMAXで見られてよかったわ~と、大満足。これ、今まで見た「ミッション・インポッシブル」シリーズの中で一番好きかもしれない♪ 「3」ともちゃんとお話がつながっているし、かつてのテレビシリーズに一番雰囲気がよく似ているから♪


かつてのテレビシリーズは、リーダー・変装名手・力仕事・機械操作・美女の5人組で始まり、その後一人(レナード・ニモイでした)が抜けてリーダーが変装も兼ねるようになっての4人組になってからが結構長かったんですが、その4人のチームワークの良さが見ていて楽しかった部分でもあるんですよね。4人になってからの方が各人が一つの役割のみにこだわらず、状況に応じて他人の役割も引き受けるようになっていって、その助け合ってる感じがよかったんです。今回その4人組がようやくきちんと揃ってお互いを補い合ういい雰囲気が生まれたって感じなんですよ♪ トム・クルーズのイーサン・ハントがリーダー兼変装名手、ウィリアム・ブラントのジェレミー・レナーが力仕事、サイモン・ペッグのベンジー・ダンが機械操作、ポーラ・パットンのジェーン・カーターが文句なしの美女で、4人揃ってのチームワークが本当によくて旧テレビシリーズファンとしては大満足だったのです♪


実は旧テレビシリーズファンは第一作は作品としてはおもしろいと思うものの、ちょっとこれは……という展開がありましてね、第二作はあれはもう完全なるジョン・ウー作品でトム・クルーズは最高に美しかったけれどテレビシリーズとは別物で、第三作はアクションはすごかったけれどストーリーが今一で(だからラビットフットって何なのよ!)、それぞれ映画としてはいいもののテレビシリーズで好きだった「スパイ大作戦」とはちょっと違うなあと思っていたのですね。ようやく、ようやく第4作にして往年のファンをも満足させる作品ができあがったかと思うと感無量であります。このまま、こういう感じでシリーズ続いてもいいかもしれない。


もちろん昔のテレビシリーズなんて全然知らない人も絶対気に入ると思います。IMAXでも普通のシアターでも、是非見て下さいねっ!