読売新聞 より(以下一部抜粋)
> NHKの大河ドラマ「黄金の日日」などで知られ、テレビの黄金時代に活躍した脚本家の市川森一(いちかわ・しんいち)さんが10日午前、肺がんで亡くなった。70歳だった。
長崎市出身。1960年代に円谷プロによる「快獣ブースカ」で脚本家デビュー。引き続き同プロの「ウルトラセブン」などを手掛けて頭角を現した。その後も「傷だらけの天使」や第1回向田邦子賞を受賞した「淋しいのはお前だけじゃない」などヒット作を連発した。
一方で、NHKの大河ドラマ「黄金の日日」「山河燃ゆ」「花の乱」で脚本を担当するなど、スケールの大きな作品でも力量を発揮。日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した88年公開の「異人たちとの夏」や、「長崎ぶらぶら節」など映画脚本でも知られた。また、テレビのコメンテーターとしても活躍。小説も執筆するなどマルチな才能で親しまれた。
ご冥福を祈ります……。