オリスタ より(以下一部抜粋)


12/21に新曲『僕の半分』をリリースするSMAP。20周年の今年は、ファンミーティングや北京ライヴ、東京ドームでのファンパーティと、“はじめて”の試みが多かった彼ら。その活動を通して、SMAPがファンに伝えたかったメッセージとは?  5人にそれぞれ語ってもらった。

【中居正広】
――SMAPの20周年ということであらためて思うことはありました?
中居 SMAPというよりひとりの人間として、自分に何ができるか考えた1年だった気がします。それにはやっぱり、震災が大きく影響していて。自分にできることなんて限られてるじゃないですか? それでもできることを探しましたし、今でも実行し続けているんです。

――実行するだけじゃなく、続けることって、さらに簡単ではないですしね。そういった意識の持ち方をできる人だからこそ、SMAPも20年間続けてこれたんでしょうね。
中居 もちろん、やっぱりそこには“意識”が必要。だから、「20年もやってきたのかぁ」としみじみ思ったりはするんですけど、20周年だから張り切ってどうこうっていうのは正直、ないんですよね。これはね、僕に限らず男はみんなそうなんじゃないかな? 女のコってそういう記念日とか大事にするじゃないですか。どちらかというと、僕らはその気持ちに応えたいという意味合いのほうが大きかった気がするんですよね。

【木村拓哉】
――今年は、SMAPとファンの皆さんとの絆を感じる年だったのでは?
木村 とったことのないコミュニケーションのとり方をさせてもらったなっていう感覚はありますね。「パーティ」という言葉が“ようやく使われたか”ってこの間思ったんだけど、自分は前からその感覚だったので心地良かった。距離を近く感じられて。肩に力が入ったライヴより、お互いがリラックスした状態で。食事とかしてもいいんじゃないかなって思ったぐらい(笑)。自分らの楽曲だけじゃなく、好きな曲を歌い合ってもいいかなとか。

――生でキャラクターが出てくるのも久しぶりで楽しかったです。
木村 フフフッ(笑)。まああのキャラクター(Pちゃん)になれば、なんでもできちゃうだろと思って。

【稲垣吾郎】
――2011年ですが、改めて振り返ると、何が真っ先に思い浮かびますか?
稲垣 震災が起きたことで今までの価値観がまるっきり変わりました。命の大切さ、人と人との心の繋がり……いろんなことを考えさせられたし、改めて普通に生活することや仕事をすることをありがたく思いましたね。そこから、偶然20周年だったこともあって、より多くの人に会いたい思いでファンパーティをしたり、東北へも行かせてもらいました。みんなで20周年をお祝いすることで、心の繋がりを感じることができたのは嬉しかった。と同時に、今までやってきたことが間違いではなかったと思いました。北京公演で今まで会うことができなかった人とも触れ合うこともできたし。本当に濃密で、SMAP一色な1年でしたね。

【草なぎ 剛】
――デビュー20周年の今年は、地方や西武園でのファンミや北京ライヴ、東京ドームでのファンパーティなど、初挑戦づくしの年でもありましたが?
草なぎ ファンミーティングというのが、20年間で初めてだったので、とても新鮮に感じました。今回はすごく近い距離にお客さんが居て、嬉しかった。もちろん大きな所でやる楽しさや、良さもあるのですが。今回、小さいからこその熱気とか、気がつくこともたくさんあって。お客さんの盛り上げ方とか、コミュニケーションのとりかたとか。そういう小さな発見を、来年は大きく育てていきたいなと思ってます。

【香取慎吾】
――今年は20周年ということで、全国で数千人規模のファンミーティングをやったり、初の海外公演があったりと充実した1年でしたよね。
香取 ファンミーティングで全国を回ったときには、僕らのデビュー当時のコンサートに行ったよって言って、当時の写真を持ってきてくれたり、チケットを見せてくれたり、嬉しかった。実は、20周年も最初はここまでいろいろやる予定ってなかったんだ。でも、震災があってからメンバーでいろいろ考えて、結果、こんな活動ができた。いろいろな場所でこうやって応援してくれる方がいたって実感できたことで、21年目からのSMAPにも新しい方向性が生まれたような気がしてます。

※当インタビューはエンタテインメント情報誌オリ★スタ12/26号(12/16発売)に掲載中。本誌ではさらに、新曲『僕の半分』への想いや、オリ★スタ読者からの質問などもたっぷりお届けしているので、お見逃しなく!

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