Movie Walker より(以下一部抜粋)


>大人気シリーズ第4弾『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(公開中)でイーサン・ハントの新チームの一員として抜擢されたのは、『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』(公開中)、『宇宙人ポール』(12月23日公開)へも出演し、注目集めるサイモン・ペッグだ。『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(08)や『スター・トレック』(09)で知られるイギリスのコメディ俳優サイモン・ペッグ。『M:i-III』(06)では、ユニークなキャラクターの一面を持ちながら、コンピューターのこととなると天才的な能力を発揮するハッカー、ベンジー・ダンを演じ、一躍脚光を浴びた。今回、シリーズ二度目の出演となった経緯を、「J.J.(エイブラムス)が、“デスクを離れて現場に出たベンジーを見たい”と言い出したんだ」と明かした。このJ.J.の判断が、シリーズにとって、未だかつてないユニークなエージェントの存在を生み出したのだ。

【写真】7ヶ月間、撮影を共にしたサイモン・ペッグとトム・クルーズ

もちろん、トム・クルーズとは本作で二度目の共演となる。トムについて、「トムが今の立場にいるのはそれなりの理由がある。彼が最後の偉大な映画俳優であるのは決して偶然ではないんだ。彼は全人生をこの世界に捧げてきた。畏敬の念を抱かせるほどの集中力と献身さをもってね。彼と一緒にいると、自分も彼のそうした姿勢に合わせたくなる。『M:i-III』の時には、2つの出演シーンを一日で撮影して、最後の方のシーンを撮影するためにもう一度現場に行った。でも、今回は7ヶ月間、撮影に参加したから、トムと過ごす時間も増えた。彼はすごく心が広くてフレンドリー。とても愉快だし、気さくだ。また、トムは力を惜しまず働く模範的なプロフェッショナルだ。セリフを覚えるのと同時に、プロデューサーとしての仕事もこなしているからだ。イーサン・ハントを演じることに全力を傾けながらも、『あの照明はちょっと違うな』とか、『あの人が着ている衣裳は何かしっくりしない』ということに気づくんだ。見ていて驚異的だったよ」と振り返る。

今回、公開されたインタビュー映像では役作りについて、「ベンジーをよりリアルに演じたかった。極秘スパイ組織のメンバーには頭だけでなく、身体能力も当然必要とされるからハードなトレーニングをしているはずだ。僕はスタントコーディネーターと協力して、テコンドーや中国の棒術の訓練をしたよ」と語っている。自身の演じたベンジーを「ITの知識でベンジーの右に出る者はいない。コンピューターを知り尽くしていて、ハッキングなど不可能はない。彼はどんな状況でも、周囲と比べて冷静なまま淡々と対応する。恐怖心を抑え、軽やかに乗り切るんだ」と分析する。トム・クルーズから「彼のユーモアのセンスは素晴らしい」と言わしめ、歴代エージェント唯一のユニークな存在と言われるベンジー・ダン。サイモン・ペッグが語るようにクールなキャラクターなのか? その真相は是非とも劇場で確かめてほしい。


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