まんたんウェブ


 NHKは21日、大みそかに放送する「第62回NHK紅白歌合戦」の審査をする10人のゲスト審査員を発表した。芸能界からは女優の大竹しのぶさん、鈴木京香さん、俳優の松山ケンイチさん、脚本家・映画監督の三谷幸喜さん、スポーツ界からは大関・琴奨菊和弘さん、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督、フィギュアスケートの鈴木明子選手、東北楽天の田中将大選手が選ばれたほか、デザイナーのコシノジュンコさん、日本画家の松井冬子さんも起用された。

【写真特集】「第62回NHK紅白歌合戦」の出演者の写真

 芸能界から審査員に選ばれた大竹さんは今年、紫綬褒章を受章。鈴木さんは10年の同局のドラマ「セカンドバージン」で主演を務め、11年には同作品が映画化された。三谷さんは今年50歳という節目に、映画「ステキな金縛り」ほか、新作舞台4作品、ドラマ2作品を発表して活躍中。松山さんは12年のNHK大河ドラマ「平清盛」で主演を務めている。

 スポーツ界からの審査員、琴奨菊さんは9月の場所で日本人では4年ぶりとなる大関に昇進、佐々木監督は「なでしこジャパン」をワールドカップ初優勝に導いた。鈴木選手は今シーズンのNHK杯で2年ぶりのGPシリーズ優勝を果たし、GPファイナル進出を決めた。田中選手は、東北楽天でパ・リーグ最多の19勝へ導き、沢村賞、最優秀投手、ベストナインなど、数々の賞を受賞した。

 コシノさんは現在放送している同局の連続テレビ小説「カーネーション」で、実母の故・小篠綾子さんがヒロインのモデルとなっている。松井さんは東京芸術大学日本画専攻の女性としては初の博士号取得者となり、12年5月には、アジア各国現代美術代表のグループショーで、米サンフランシスコ アジア美術館で展示を予定している。

 また、番組内で行う企画も発表された。紅組は、司会を務める女優の井上真央さんの応援に、井上さんが主演した同局の連続テレビ小説「おひさま」の出演者が集結する。白組は、司会を務める人気グループ「嵐」が出場歌手の楽屋から紅白の裏側をリポート。物まね芸人のコロッケさんもゲスト出演し、出場者にまつわる物まねを披露する。さらに、仙台出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」は東北をはじめ全国に元気を届ける。

 今年の「紅白歌合戦」は「あしたを歌おう。」がテーマ。昨年の午後7時半スタートから15分繰り上げ、歴代最長タイの午後7時15分~同11時45分(途中、5分間ニュースで中断)で放送される。(毎日新聞デジタル)