Movie Walker より(以下一部抜粋)
>2012年1月7日(土)にDVDが発売される「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 シーズン4」の特典映像に含まれる「ブルース・キャンベルが語るサム・アックス」のインタビュー動画(一部抜粋)が届いた。本作は、解雇された元スパイのマイケル(ジェフリー・ドノヴァン)がマイアミを舞台に、ガールフレンドのフィオナ(ガブリエル・アンウォー)と旧友のサムと共に日夜、地元マイアミの悪党を懲らしめながら、組織復帰への手がかりを探すスパイアクション。濃いキャラクター3人の掛け合いも人気の秘密だが、主役のマイケルに負けず劣らずの人気者が、ブルース・キャンベル演じるサム・アックスだ。
【写真】主人公マイケルを演じるのはジェフリー・ドノヴァン。『J・エドガー』(日本2012年1月28日公開)にも出演している
ブルース・キャンベルといえば、『死霊のはらわた』(85)でチェーンソーを振り回す主人公アッシュが印象深かったが、今では「バーン・ノーティス」シリーズの人気のおかげで、“陽気なサム”を連想する人も多いのではないだろうか。サムは女性のあしらいが上手く、金持ちのシングル女性を見つけて、ヒモのような暮らしをしている。そのため、チームの仕事がない時は、ホテルのプールなどで日がな一日、ビールを飲んでいるという女性とお酒が大好きで気の置けない奴と思わせつつ、実は抜け目のない一面も。公開された映像では、「そんなサムにとっての女性とは?」から、口説き方までをブルース・キャンベル自身と重ね合わせながら語っている。ブルース・キャンベル自身は果たして、「サム同様にプレイボーイなのか?」などと知られざる一面も垣間見られる動画となっている。
今回公開された映像にはもちろん続きがあり、インタビューではサムのもう一つの大好物“お酒”について語っているのだ。寝起きだろうが、アルコールを摂取せずにはいられず、水のように酒を飲むサムとお酒の関係について明かしている。「サムは作戦計画中は飲むけど、実行中は別だ。一度も酔ったことがない。ただ飲むだけだ。サムは大のビール好きだが、俺自身はげっぷが嫌で止めたよ。彼は酒なら何でもイケるし、めっぽう強いんだ」と、底なしの酒豪さぶりを語る。ブルース自身はというと、「マイアミの酒といえばモヒート。この街の名物だ。だけど、俺の好物は最高級のシルバーテキーラ。度数が高いからがぶ飲みするとヤバい酒だよ」とブルース・キャンベルも中々の酒豪っぷりなのだとか。さらには撮影中のエピソードも飛び出す。「撮影中、実際に自分でカクテルを考案したんだ。ダークラムとカルーアのオンザロックにジンジャーエールとライムの“ラムディンガー”さ。“トタン屋根”というのも作ったが受けなかったね。カクテルは作るけど、俺はカクテルの飾りが嫌い。カサやセロリやストローが目に刺さりそうだろ? ああいうのは撮影の時しか飲まないね。だけど、実際は撮影中には本物の酒が一切出ないんだ! 1950年代の俳優には役得があったが、今は全て偽物なんだよ。サムはと言うと、長年の経験で任務によって酒量を調整できるんだ。暇な時は深酒。だが任務に集中する時はシラフだ。切迫した状況では酒に目もくれない。彼が酒を飲むかどうかで任務が順調か、否かがわかるんだ」と、実はサムの飲酒は「バーン・ノーティス」のバロメーターになっているのだった。
マイアミの人たちの様子については、「俺が街や撮影所で出会う元軍人たちは退役後、のんびりと楽しく暮らしていて、皆、アロハシャツを着て、体はぶよぶよ。彼らにとって、グラスを持った手を口に運ぶのが唯一の運動さ。でも過酷な任務からやっと解放されたんだからね。軍人といえば、サム主演の長編では、サムは軍人っぽさ全開だが、それでも彼らしさが随所に見えているんだ」と、現地の人々との出会いも役作りの参考にしているようだ。そんな出会いの中でも「バーン・ノーティス」で最大の出会い、仲間についても語っている。「サムには自分を守ってくれる最強の仲間がいる。その点は俺も同じだ。ジェフリーやガブリエル、それにシャロンがいる。皆、心強い仲間だ。サムは俺とどこが違うか? ほんの少し俺より背が高い(笑)」と、しっかりジョークを忘れないところもやはり共通点か?
注目のシーズン4では「バーン・ノーティス」シリーズ初のスピンオフ作品「サム・アックス 最後のミッション」も同時リリースされる。サム・アックスファンにとっては堪らないシーズンになることは間違いない。