『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーとしてファイトシーンを演じた剣術士ボブ・アンダーソンが死去
SF映画の金字塔『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』や『スター・ウォーズ6/ジェダイの帰還』に登場するダース・ベイダーとしてファイトシーンを演じた剣術士ボブ・アンダーソンが、1日(月曜日)に亡くなったことがEmpireonline.comによって明らかになった。
ボブ・アンダーソンは、1952年に英国のフェンシングのオリンピック選手として活躍し、その後俳優エロール・フィンが主演する映画『バラントレイ卿』で雇われ映画界に入る。さらに、数作のジェームズ・ボンド作品、映画『トゥルーナイト』『ハイランダー/悪魔の戦士』『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』『マスク・オブ・ゾロ』などのファイトシーンの振り付けを担当した。
そして、彼のかかわった最も有名な作品は、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』や『スター・ウォーズ6/ジェダイの帰還』に登場するダース・ベイダーとしてライトセーバーを使ったファイトシーンを演じていたことだ。ただ、この時はダース・ベイダーを演じていたデヴィッド・プラウズのダブルとして出演していた。だが、1983年にルーク・スカイウォーカー役を演じたマーク・ハミルが「ボブ・アンダーソンが、ダース・ベイダーのライトセーバーのファイトシーンを演じていた。これはずっと秘密にすべきこととされていたが、僕がジョージ・ルーカスに言ったんだ。ボブはものすごく真剣に働いていたから認知されるべきで、デヴィッド・プラウズがダース・ベイダーを1人で演じていたという神話はもう必要ないとね」とインタビューで明かすまで、ボブ・アンダーソンがあの伝説的なシーンを演じていたことは知られていなかった。
彼は近年では、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのファイティング・シーンの振り付けも担当していた。ご冥福をお祈りします