産経新聞 より(以下一部抜粋)
> 日活のアクション映画やテレビで渋い味のある演技をみせた俳優の二谷英明(にたに・ひであき)さんが7日、肺炎のため死去した。81歳。通夜は10日午後6時、葬儀・告別式は11日午前11時、東京都港区芝公園4の7の35、増上寺光摂殿で。喪主は妻で女優、白川由美(しらかわ・ゆみ、本名・二谷安基子=にたに・あきこ)さん。
京都府出身。同志社大中退後、地方局アナウンサーを務めたが、昭和31年に第3期ニューフェースとして日活に入社。同年「沖縄の民」でデビューした。「ダンプガイ」の愛称で、故石原裕次郎さん、小林旭さん(73)、宍戸錠さん(78)らと日活アクション路線を支え、主人公の相棒役などで存在感を示した。36年からは宍戸さんとコンビを組んだ「用心棒稼業」など軽快なアクションコメディーにも挑戦した。
45年ごろからテレビに活動の場を移し、52年スタートのテレビ朝日系「特捜最前線」では警視庁のエリート警視正、神代恭介役で主演。62年の放送終了まで11年にわたってレギュラーを務めた。久々の映画主演となった「片翼だけの天使」(61年)ではプロデュースも兼ね、ロマンスグレーのダンディズムあふれる大人の演技が絶賛された。
由美さんとのおしどりぶりは有名で、夫妻でCMに出演したこともある。一人娘は元女優で教育関連会社社長、二谷友里恵さん(47)。