日本で一般の人が参加できる映画クラウドファンディングサイトが注目!資金調達受けて映画化実現次々と

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


>夢と実力はあるがお金がない監督たちの間で、海外にならって日本でもクラウドファンディング(応援投資)サイトで資金調達するシステムが注目されている。主演&初長編監督作『seesaw』の自主配給を目指す完山京洪監督も、同サイト「motion gallery」で宣伝費など50万円を募集中。3万円以上のコレクター(投資者)には監督・キャスト陣が3時間に渡って悩み相談に応じるユニークな特典が付いている。

 『seesaw』は、将来を誓ったはずのカップルに訪れた心の揺れを即興芝居と手持ちカメラでリアルに切り取った恋愛劇。2009年に撮影し、2010年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭では次作を支援するSKIシティアワードを受賞。以降、国内外の映画祭で高い評価を得たものの配給が決まらず。そこで仲間たちと立ち上げた製作会社ベスヴィオでの自主配給を決意した。しかし劇場を押さえる資金を捻出する事で精一杯だったことから「motion gallery」を活用することにしたという。

 完山監督は「50万円は最低限の額で、実際はもう少し必要かと思います。それ以上に広く投資を募ることで、新たな出会いと交流を深めたいと思った」と説明する。
 そこでコレクターへの特典として考えだされたのが、両者の距離をグッと縮めるであろう悩み相談だ(デザート&ドリンク付き)。とはいえ弱冠33歳の新鋭に相談出来る内容は限られてくる。完山監督は「ぜひ恋愛相談を受けたいですね。外国人を含め、恋愛経験はそれなりにあります」と豪語する。

 ただし、「彼女と会うのは週一回で十分」という超淡白&自分勝手な恋愛観が災いし、ここ数十年の最高交際歴は4か月とか。「なので、だめんずの気持ちは分かります(笑)。そんな男に悩まされている方は、僕に怒りをぶちまけて下さい」とアピールする。

 現在13人のコレクターが投資し、92,500円が集まった(※1月11日現在)。目標達成期限は3月10日まで。完山監督の夢が実現し、後に続く監督たちの希望の星となるのか?見守りたい。