第69回ゴールデン・グローブ賞受賞結果リスト!ベテラン勢が大健闘!複数受賞は『アーティスト』&『ファミリー・ツリー』だけという波乱!

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)


> 現地時間15日、米ロサンゼルスでアカデミー賞の前哨戦として注目されている第69回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が行われ、映画『アーティスト』が最多となる3部門で受賞した。だが、複数受賞はほかにジョージ・クルーニーの最優秀主演男優賞(ドラマ部門)を受賞した『ファミリー・ツリー』だけという寂しい結果になった。

第69回ゴールデン・グローブ賞大物スター同士の対決

 下馬評どおり、『アーティスト』が最優秀映画作品賞(ミュージカル・コメディー部門)含む3部門で頭一つ分飛び抜けたものの、ほかはほぼ横一線。とりわけ、最優秀主演女優賞(ドラマ部門)のメリル・ストリープ、最優秀監督賞のマーティン・スコセッシ、最優秀脚本賞のウディ・アレンなどのベテラン勢が健闘し、30代以下の受賞は最優秀主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)のミシェル・ウィリアムズ、最優秀主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)のジャン・デュジャルダンというすでにキャリアのある二人にとどまった。

 だからといって作品レベルが低いのではなく、むしろすべての作品が一定の水準をクリアしているというべき。ゴールデン・グローブ賞では、一昨年も『アバター』など3作品が最多2部門受賞で並んでおり、このときは同賞で無冠だった『ハート・ロッカー』がオスカーを制した。2011年を代表する作品については、来月のアカデミー賞を待つ必要がありそうだ。

 意外なところでは、スティーヴン・スピルバーグ監督の『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が最優秀アニメーション賞を受賞。主演男優賞にノミネートされていた『マネーボール』のブラッド・ピット、『J・エドガー』のレオナルド・ディカプリオが、本人も作品も無冠に終わったほか、最優秀外国語作品賞にノミネートされていたアンジェリーナ・ジョリーの初監督作『イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー(原題) / In the Land of Blood and Honey』も受賞を逃した。(編集部・福田麗)

主な受賞作品と俳優は下記のとおり。

最優秀映画作品賞(ドラマ部門)
『ファミリー・ツリー』

最優秀主演女優賞(ドラマ部門)
メリル・ストリープ 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

最優秀主演男優賞(ドラマ部門)
ジョージ・クルーニー 『ファミリー・ツリー』

最優秀映画作品賞(ミュージカル・コメディー部門)
『アーティスト』

最優秀主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)
ミシェル・ウィリアムズ 『マリリン 7日間の恋』

最優秀主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)
ジャン・デュジャルダン 『アーティスト』

最優秀アニメーション賞
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』

最優秀外国語作品賞
『別離』(イラン)

最優秀助演女優賞
オクタヴィア・スペンサー 『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』

最優秀助演男優賞
クリストファー・プラマー 『人生はビギナーズ』

最優秀監督賞
マーティン・スコセッシ 『ヒューゴの不思議な発明』

最優秀脚本賞
ウディ・アレン 『ミッドナイト・イン・パリ(原題) / MIDNIGHT IN PARIS』

最優秀作曲賞
ルドヴィック・ブールス 『アーティスト』

最優秀歌曲賞
「マスターピース」 『ダブリュー・イー(原題) / W.E.』

第69回 ゴールデン・グローブ賞 授賞式
AXNにて日本独占放送!1月21日(土)8:00pmスタート!