Movie Walker より(以下一部抜粋)
>現地時間1月15日に開催された第69回ゴールデングローブ賞のドラマ部門主演男優賞は、ジョージ・クルーニー『ファミリー・ツリー』とブラッド・ピット『マネーボール』の一騎打ちと言われていたが、トロフィを勝ち取ったジョージが、受賞スピーチで朋友ブラッドを賞賛し、男の友情を見せつけた。
【写真】受賞スピーチでブラッドを賞賛し、男の友情を見せつけたジョージ
レッドカーペットで、「僕は受賞できないよ」とコメントしていたジョージだが(もちろん自分が受賞するとは言わないが)、これまで発表された各映画賞では、ふたりはほぼ互角の戦いをしており、確実視できないのが現状だった。
そのため、今回の舞台ではふたりは宿敵になるわけだが、『オーシャンズ』シリーズなどで共演して以来の朋友であるふたりは、同賞でプレゼンターとしてお互いの主演作で、ドラマ部門の作品賞にノミネートされた作品を紹介し合うという役目も果たしており、『マネーボール』の紹介をする際にジョージは、靭帯損傷で杖を持参したブラッドから杖を借りて登壇するなど、仲の良さをアピール。
そして今回、主演男優賞を受賞したジョージは、受賞スピーチの際に、「ブラッドに久しぶりに会えて嬉しかったよ。彼は2本(『マネーボール』『ツリー・オブ・ライフ』)の作品に出演した素晴らしい役者であるだけでなく、世界の人々のために尽力している素晴らしい人間でもあります。僕はそういう彼のファンなんです」と、俳優としてだけではなく、人間としてブラッドに敬意を称した。
会場のブラッドも感謝の意を表すと共に、ブラッドが受賞できなくて少々残念そうだったアンジェリーナ・ジョリーも、嬉しそうな笑顔でパートナーへの賛辞を祝福したようだ。
業界関係者から絶大な人気を誇るジョージだが、女性からだけではなく、男性からも慕われるのは納得。アカデミー賞のノミネートも確実視されているふたりだが、同賞ではどちらに軍配が上がるのか? どちらにしてもスピーチも楽しみだ。