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英国紳士のスーツがカッコよすぎる!ポール・スミス×『裏切りのサーカス』写真展開催(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120415-00000001-cine-movi


“スパイ小説の金字塔”と謳われた、ジョン・ル・カレの傑作小説を名優ゲイリー・オールドマン主演で映画化した『裏切りのサーカス』が4月21日(土)より公開となる。舞台となる1970年代のロンドンを再現するため、監督からのラブコールを受けクリエイティブ面では英国を代表するデザイナー、ポール・スミスが名を連ねている本作。この公開を記念して、現在「ポール・スミス」丸の内店では、撮影現場で撮られた貴重な写真が展示されている。

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舞台は、東西冷戦下の1970年代前半のロンドン。英国情報局秘密情報部「MI6」とソ連国家保安委員会「KGB」の熾烈な情報戦が繰り広げられる中、引退した老スパイ・スマイリーは組織の幹部に潜り込んでいるソ連の二重スパイを捜し出すという、極めて危険で困難な任務を請け負うことに…。『シド・アンド・ナンシー』('86)や『レオン』('94)など強烈な存在感で多くに愛される英国の名優、ゲイリー・オールドマンが寡黙で孤独なスパイ・スマイリーを見事に演じ上げ、本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。

ゲイリーを始め、コリン・ファース、マーク・ストロング、ジョン・ハートらベテラン勢からトム・ハーディ、ベネディクト・カンバーバッチら若手注目俳優まで、英国を代表する名優たちの競演に加え、このスリリングなドラマに決定的なリアルさをもたらしているのが、美術からスーツファッション、ポジショニング、細部に至るこだわり抜かれた演出だ。その立役者の一人となったのが、ポール・スミス。奇しくも本作の舞台と同じ70年代ロンドンに自らの店を立ち上げ、ファッションデザイナーとしての才能を開花させたスミスは、監督トーマス・アルフレッドソンとの幾度にもわたるミーティングの中で、この映画に重要な70年代の雰囲気や色彩、さらにカメラマンとしての視点などもアイディアも提供したという。そのことはデザイナーとしての彼にとっても新たな挑戦になったようで、スミスは「トーマスからのブリーフィングはとても簡単なもので、私の考え方を尊重してくれました。台本を読み、映画を取り巻くムード、色、撮影方法など色々なことへ思いを巡らせました。いままでこのようなことは行ったことがなかったので、果たして自分が正しいことをしているのか全く分かりませんでした。しかし、トーマスが私のプレゼンテーションに満足してくれたことを非常に嬉しく思います」と語っている。

英国紳士たちが作り出す珠玉のドラマに、気品と渋みを感じさせる美術とメンズファッション。それぞれのこだわりを本作でぜひ感じてほしい。また今回、期間限定で行われる写真展では、ゲイリーとフォトグラファーのジャック・イングリッシュが映画の撮影中にスチルカメラで撮影した写真が展示される。モノクロ写真の中には、コリンやトムらキャストの劇中の役とは違った一面も楽しむことができる。会期は5月13日(日)まで。ぜひ映画とセットで足を運んでみては?

『裏切りのサーカス』は4月21日(土)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。

ポール・スミス『裏切りのサーカス』写真展
会期:~5月13日(日)まで 11:00~20:00(不定休)
場所:ポール・スミス 丸の内店
※入場無料