デ・パルマに比べると「M:I2」のジョン・ウーのアクションシーンは多少余裕持って見られます。矢継ぎ早に繰り出される多彩なアクションのスピード感には息をのむけれど、そのワンカットワンカットが絵のように美しいから何かもう現実離れして見えちゃうのね。もはやファンタジーの世界。

ジョン・ウーが撮ると、サラサラの黒髪をなびかせて戦うトムはこの上なく美しいのでございます。実際は戦う上ではあの髪は邪魔だと思うのですが、そんなことがどーでもよくなるぐらい美しいのです。かつてジャン・クロード・ヴァン・ダムを長髪で美しく撮ったのもジョン・ウーだったよ。


ガンアクションが華麗なのは言うまでもありませんが、「M:I2」ではトムの足技も炸裂しております。でね、肉弾戦になった時の音楽が、微妙にブルース・リーの映画(「ドラゴンへの道」)にオマージュ捧げて作られてるような気がするのね。ゾクゾクしますわよ♪