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黒柳徹子や高畑勲が語る、女流絵本画家いわさきちひろの秘められた素顔とは? (Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120523-00000021-mvwalk-movi
>幼い頃、学校や家で親しんだことがある絵本。誰もが一つくらいはお気に入りの作品があったはず。戦後から1970年代にかけて、多くの絵本や、童謡の挿絵を手がけた、いわさきちひろという画家をご存知だろうか。水彩画ならではの柔らかな筆致と、子供への愛にあふれた温かみのある絵柄は、名前は知らなくても、見たことがあるという人は多いはずだ。
【写真を見る】天才画家いわさきちひろの知られざる姿が映し出される
激動の昭和を生き、1974年に55歳の若さで急逝したいわさきちひろの人生に迫った初のドキュメンタリー作品『いわさきちひろ 27歳の旅立ち』が7月14日(土)に劇場公開される。第一次大戦が集結した1918年に生まれたいわさきは、幼少の頃より絵の才能に恵まれ、デッサンや油絵を学ぶものの、彼女の意思に反して20歳で両親が決めた相手と結婚。しかし、その翌年に夫と死別、さらに戦争で家も失い、失意の底にいた彼女は、27歳の時に改めて画家として生きるために疎開先の信州から家出同然の上京を果たす。映画では画家としての活動、運命の人との再婚、そして病との戦いまで、彼女の作風からは想像できない波乱の人生を浮き彫りにしていく。
生前のいわさきを知る人物や、彼女の作品に影響を受けた作家など、多くの著名人のインタビューで構成された本作。いわさきが表紙絵と挿絵を担当した小説「窓際のトットちゃん」の作者でタレントの黒柳徹子が生前のいわさきについて語り、『火垂るの墓』(88)の高畑勲監督が彼女の作品の魅力について熱いコメントを寄せている。さらにボイスキャストとして出演する檀れい、田中哲司ら豪華俳優陣の活躍も見どころだ。また、本作のエグゼクティブプロデューサーを山田洋次監督が務めるなど、キャストに負けず製作陣も豪華である。
映画の公開を記念して、ちひろ美術館・東京では、貴重なデッサンや原画が見られる特別展示を8月26日(日)まで開催中。本作と併せて、いわさきちひろの世界観に浸ってみてはいかがだろうか。