「パーマン」は黒人描写…「ゴルゴ13」「こち亀」など抗議や著作権問題で削除…名作マンガの封印された歴史紐解く「封印漫画大全」アプリ化!(シネマトゥデイ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120608-00000004-flix-movi


誰もが知る人気マンガであっても、さまざまな表現上の問題から修正され、ときに削除を余儀なくされるエピソードが生まれるときがある。そんな名作マンガの封印された歴史を紐解く書籍「封印漫画大全」がスマートフォン向けの電子書籍アプリとなった。

 一見、少しアブない内容かと思われかねないタイトルの本書。しかし紹介されているのは、「パーマン」「ゴルゴ13」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「ジョジョの奇妙な冒険」「電影少女」など、その時代を代表する有名な作品ばかり。「聖痕のクェイサー」といった比較的近年の作品も並ぶ。

 本書は、これらの作品で問題とされたエピソードがどういった理由で不適とされ、どのような処置がとられたのかを紹介するもの。「パーマン」では黒人描写、「沈黙の艦隊」では背景のコマの著作権侵害、「美味しんぼ」では半熟卵とハチミツを離乳食として赤ちゃんに与えたエピソードが問題になったことなどが、その背景と共に紹介されている。

 著作権や宗教、人権問題など、表現の規制の裏にある複雑な事情の数々を目にすることが可能な本書。自分の大好きだった作品の意外なエピソードを知るのはもちろん、表現に対する社会の姿勢の変化を、時代ごとに読み解く一冊としても手元に置きたいアプリといえそうだ。

 アプリを配信する三才ブックスでは、iPhone版とAndroid版を用意。書籍定価が1,365円だったところを、期間限定で割引。何とiPhone版は93パーセントオフとなる85円、Android版も99円で提供する。(編集部・入倉功一)

「封印漫画大全」はAppStoreとGoogle Playで配信中 iPhone版は85円、Android版は99円(期間限定セール)iPhone / iPod touch / iPad / Androidで利用可能