陵辱レイプと復讐の虐殺! リベンジバイオレンスの元祖『発情アニマル』が衝撃の再上映(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000020-mvwalk-movi


>世の中にレイプと殺人を扱った映画は数あれど、ここまで生々しく露骨にそれらを描いてしまった作品は少ないだろう。それが1970年代を代表するカルト映画『I SPIT ON YOUR GRAVE(原題)』(78)だ。 日本でも1979年に公開されている同作だが、このたび『発情アニマル』(日本公開当時と同タイトル)として6月16日(土)よりリバイバル上映される。

【写真】前半、男たちに繰り返し襲われ泣き叫ぶ女性。まさに衝撃映像だ

4人の男から強姦を受けた女が壮絶な復讐を遂げるまでを描いた本作。前半は獣のような男たちによる執拗なレイプシーンが続くのだが、これがあまりに迫真的なため、果たして本当に演技なのかと疑ってしまうほど。一転して後半は、何とか命だけは失わなかった女が、今度は男たちを一人ずつ惨殺していく。ここでも目を覆うほどの暴力描写が繰り広げられるが、特に男が陰部を切り取られるシーンは戦慄ものだ。しかもこの映画、1977年にアメリカで実際に起こった事件を基にしているそうなので、全くの荒唐無稽というわけではないのが恐ろしいところだ。

ところで、本作は日本でいささか不遇とも言える扱いを受けてきたカルト作品としても知られている。本作はこれまでに3つの異なる邦題が与えられ、それらが未だに統一されないままになっているのだ。初公開の際には、あまりに過激な内容からポルノ映画として配給され、前述のように『発情アニマル』の名で公開。その後もテレビでは『女の日』として放送されたり、ビデオでは『悪魔のえじき』として発売されたりと、邦題が安定しないままの状態となっていた。2011年には本作のリメイク版が原題そのままの『アイ・スピット・オン・ ユア・グレイヴ』(10)として日本でも公開されたが、ここまで邦題が統一されない映画というのも珍しいのではないだろうか。

『鮮血の美学』(72)から『キル・ビル』(03)に連なるリベンジバイオレンスの系譜なるものがあるとすれば、本作はその源流近くに位置する作品とも言えるだろう。ポルノまがいのゲテモノ映画として敬遠せずに、本作のカルトな衝撃を体験してみてほしい


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