ザック・エフロンが語る『一枚のめぐり逢い』の秘話(Movie Walker) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120623-00000011-mvwalk-movi
>人気作家ニコラス・スパークスの恋愛小説を『シャイン』(97)、『幸せのレシピ』(07)などのスコット・ヒックス監督が映画化した『一枚のめぐり逢い』(公開中)。本作で主人公ローガンに扮するのはザック・エフロンだ。彼はイラク帰還兵で、無口で誠実、他人の痛みを思いやり、自分の生き方には筋を通し、不器用なほど真っ直ぐに一人の女性を愛し続ける男を演じた。大胆なラブシーンにも挑戦し、今までとは全く違う新しい魅力を存分に発揮している。そんなザック・エフロンのインタビューをお届けする。
【写真を見る】戦場で拾った見知らぬ女性が写った一枚の写真が彼のラッキーアイテムだった
――イラク帰還兵ということでまずフィジカル面ではどんな準備をしましたか?
「フィジカル面では食事をかなり摂取し始めたよ。あらゆるものを食べたね。食べてばかりいた。そうやって体重を増やしたんだ。それからトレーニングについては、色々違ったテクニックや方法を試した。ぼくは『エンジェル・ウオーズ』(11)でヴェネッサ・ハジェンズを鍛えた人とトレーニングしている。彼に会って、数週間トレーニングしたけどすごくハードだった。それは今までやったものとかなり違うもので、とても楽しんでいる。自分を次のレベルに押し上げるために、ぼくの方から彼に手伝ってほしいと頼んだんだ。彼は元ネイビー・シールなんだ」
――そういったプロセスは楽しかったですか?
「そうだね、楽しいよ。それは具体的に自分がやれる唯一のことだからね。キャラクターとして違ったように感じることができる。急に洋服が着られなくなって、自分が少しこのキャラクターに近づいたのがわかるんだ。以前は海兵隊員のようには感じなかった。その体型ではなかったからね。彼らのような存在感はぼくにはなかったんだ」
――ヒゲや短いヘアスタイルはあなたのアイデアですか?
「そうなんだ。それはぼくがどうしてもやりたかったことなんだ。それについてスコット監督を説得したんだ。今までと違うルックスで違う印象を与えたかったからね」
――入れ墨もしていますが、原作本の中にも出てくるのですか? それともあなたかスコットのアイデアですか?
「ぼくらが海兵隊の連中に会った時、ほとんど全員が入れ墨をしていた。ペンドルトンで話した時、彼らはみんなそれについて話していた。おかしかったね。『君の誤って入れた入れ墨はなに?』って感じでね。彼らはみんないろんな入れ墨をしていた。その中の一人はそういった入れ墨を見せてくれたけど、腕にサソリの入れ墨を6つも入れていたよ(笑)。みんなクールな入れ墨を腕に入れていたね。有刺鉄線の入れ墨を入れていた人に、『それはなんのため?』って聞いたら、『これはすごく特別なものだよ。それは誤って入れた入れ墨だから』って言ったんだ」
――あなたは写真を頼りに、ラッキーチャームの人を探すわけですが、あなたも何かお守りのようなものはお持ちですか?
「ぼくは幸運呼び寄せるシャツを持っている。アドリブのコンペティションをやっていた時、毎回それを着る度に勝っていたんだ。まだそれを持っていると思う。でももう小さ過ぎるね。今でもクローゼットにかかっているよ。それがぼくの唯一のお守りだね」
――あなたの相手役の女性ですが、彼女には経験はあっても、いろんな意味で無名です。でも最初からあなたたちの相性は素晴らしかったと聞きました。まだ評価が定まっていない人とやることで不安はありませんでしたか?
「いいや。なぜなら自分がそういったものを持っているというのも信じがたいしね。オーディションにやって来た彼女は、とてもプロフェッショナルだったよ。すごく良かったね。彼女は見ていて実に面白かった。テイラーとセリフを読んだ時のことを覚えているよ。もちろん彼女のテストだったんだけど、ぼくは一、二度読んだだけで、彼女の方がずっとシャープで集中していたね。彼女がちょっとしたことだけど、クールなことをとてもたくさんしていたのを覚えている。彼女に魅了されたよ。ぼくはその時、既に彼女のことが好きになっていたんだ。なんで他の人たちはそれがやれなかったのかはわからないけど、彼女がこの役をやるのは当然だった。全くね。ぼくは彼女に圧倒されたんだ」
――あなたはこの映画をやる前からニコラス・スパークスの映画のファンでしたか? 彼の映画の中で主演を演じたいと感じていましたか?
「『きみに読む物語』(05)はとても好きだった。他のは思い出せないな。そうだ、『ウォーク・トゥ・リメンバー』(03)があった。アダム・シャンクマンがそれを監督している。その映画は見たよ。彼は素晴らしいライターだよ。彼の本は読んだけど、とても好きだね。奇妙だと感じたのは、彼の本は一つのジャンルとして見られていて、ぼくは必ずしもそのジャンルに魅力は感じていなかった。なぜかそういったものには出たくないと感じていた。でも『The Lucky One』を読んで、ぶっ飛んだよ。読むのを止められなかった。とても素敵だった。彼は素晴らしいライターで、誰の頭にも入っていけるんだ。彼に会うのはちょっと怖かったね。なぜなら、その間、彼がどんなことを考えているか気になったからね。彼はほどんな小さなことも見逃さないんだ。そういった観察力が少し怖かったんだ。ぼくは彼のスタイルをとても楽しんでいる。彼は素晴らしいキャラクターを書く。とてもクールなキャラクターをね」