ザ・シネマで特別番組!千葉真一がタランティーノの人柄を明かす(映画.com) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000008-eiga-movi
CS放送「洋画専門チャンネル ザ・シネマ」で「イングロリアス・バスターズ」が初放送されることを記念し、オリジナル特別番組「タランティーノ・マジック! 鬼才とのスターのコラボ・ワールド」が制作されることになり、クエンティン・タランティーノ監督と親交が厚く、番組にも出演する千葉真一が6月27日、都内で会見した。
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「レザボア・ドッグス」で監督デビュー後、自分と深作欣二監督を訪ねて来日していたタランティーノの報を、すでに拠点としていたアメリカで知ったという千葉は、「とにかく面白い人ですねえ。それに繊細な方だと思います」と語る。さらに、「現場でカメラが回っているときに“人生でこれほど面白いことはない”という顔をしていて、その顔が深作欣二監督とうりふたつなんです」と印象を明かした。初めて会った夜には「2人で3升の日本酒を空けた」そうで、「天真爛漫で日本のことが大好き。『レザボア・ドッグス』の話では、『“仁義”を撮りたかったんだ!』と盛り上がりましたね。『なのに、アメリカ人は(劇中で描かれる“日本的な”男同士の友情を差して)“奴らは同性愛者同士なのか?”って批判するんだぜ! 全然分かっていない!』と急に怒り出したりもしましたが(笑)」と振り返った。
また、「僕が出演した『影の軍団』を全話(シリーズ総計で約130話)持っているというんですから、それを聞いたら一緒に仕事してみなくちゃなと思いました(笑)」という思いが、「キル・ビル」の服部半蔵役につながった経緯を明かした。
会見では、既存の作品に留まらず「タランティーノと深作監督と、あともう1人の方と4人で、10日間かけて脚本をまとめる作業をしたことがあったんです」という裏話や、「日本の時代劇を1本撮ってみたい」と話しているタランティーノに、ハリス初代駐日領事と日本人の間に生まれた実在の人物を主人公とした「『Blue Eyed Samurai』という作品を託してある」などのエピソードも語られた。
「ザ・シネマ」では、8月18日と19日の2日間にわたり、「イングロリアス・バスターズ」(18日午後9時ほか)ほか全5作品と関連番組2作品を、「ディレクターズ・ファイルSP タランティーノ祭」と銘打って特集放送。千葉が出演する「タランティーノ・マジック」は、8月2日午後8時半ほかで放送予定だ。