ついに上陸。『ダークナイト ライジング』が日本の報道陣向けに公開(ぴあ映画生活) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000001-piaeiga-movi


クリストファー・ノーラン監督の最新作『ダークナイト ライジング』が17日に日本の報道陣に公開され、全世界の映画ファンが待ち望むシリーズ“最終章”の全貌が明らかになった。

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以下、映画館で本作を観賞することを楽しみにしている人のために、具体的な物語や設定、展開については可能な限り記載しない。ノーラン監督は観客が新鮮な気持ちで物語を楽しめるようにあえて事前の情報を公開していないからだ。まず上映時間はこれまで多くの映画サイトでリークされてきた通り、165分。本作で描かれるのは『ダークナイト』の続編であり、同時に『バットマン ビギンズ』から始まった3部作の完結編だ。

ここで本シリーズの概要をおさらいしておこう。主人公のブルース・ウェインは、ゴッサムという犯罪多発都市で富豪一家に生まれながら、幼い頃に両親を凶弾によって失い、巨大な喪失感を抱えながら生きてきた。彼は街の治安を守ることを決意し、世界中を放浪しながら修行を積む。その過程でラーズ・アル・グールという謎の人物が送った使者デュカードと出会ったウェインは、導かれるままに謎の結社“影の同盟”のもとでトレーニングを積み、ゴッサムに戻った後に仮面をつけ街の治安を守る。しかし、街を守るための戦いは自身の人間関係や身体にはかりしれない犠牲を強いることになり、幼なじみのレイチェルや、組織犯罪の壊滅に挑むデント検事ら周囲の人々の命さえも犠牲にしてきた。『ダークナイトライジング』では、新たなエピソードを織り交ぜながら、これまで描かれてきたウェインの様々な物語が伏線になっており、“単なる続編”ではなく“3部作の最終章”と呼ぶのにふさわしい展開が待っている。

また、製作者のエマ・トーマスが「夏の大作らしい興奮とエンターテインメントのすべてがある」と語っている通り、本作ではウェインの精神の旅路を描くと同時に息をのむようなアクションが次から次へと登場するのも大きな特徴だ。今回の宿敵ベインは、過去の敵とは比較にならないほど戦闘能力に優れており、ウェインは直接的な痛みを伴う肉弾戦でベインに対峙する。また、バットモービル(自動車型)、バットポッド(バイク型)に続く新マシン“バット”が登場したことで、アクションの舞台に“ゴッサムの空”が加わった。すでに公開されている予告編でも空中を華麗に舞うバットの姿が確認できるが、本作では空中戦だけでなく、格闘戦、カーチェイス、ガンファイト、アクロバティックなスタント、壮大な破壊シーンなど多彩なアクションが物語に巧妙に織り込まれている。

壮大な神話のような物語と哲学的な主題を扱いながら、豪快なアクションがふんだんに描かれた『ダークナイト ライジング』の評価は高く、お披露目上映後には客席から大きな拍手があがっていた。

『ダークナイト ライジング』
7月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー