『テルマエ・ロマエ』がトロント国際映画祭のOP作品に! “ポニョ”以来、実写では初(オリコン) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120725-00000302-oric-movi


 俳優・阿部寛主演、興収58億円突破とヒットを続ける映画『テルマエ・ロマエ』(公開中)が、9月6日(日本時間7日)からカナダで開幕する北米最大の映画祭『トロント国際映画祭』のオープニング作品に決定した。日本映画がOP作品として招致されるのは、ジブリアニメ『崖の上のポニョ』以来4年ぶり。実写では日本映画史上初となり、過去に同映画祭で「観客賞」の受賞は『座頭市』(03年)のみ。今年は女流監督・西川美和の『夢売るふたり』も正式招致を受けており、邦画の活躍に期待がかかる。

共演の上戸彩、阿部寛の“裸体”は「おいしかったです」

 世界三大映画祭の『カンヌ』などに比べると、日本ではまだ広く認知されていない同映画祭だが、市民投票で決定される最優秀賞と同意義の“観客賞”の受賞を機に、年末のオスカーレースに名を連ねる作品は多い。過去には『スラムドッグ$ミリオネア』(08年)、『プレシャス』(09年)、『英国王 のスピーチ』(10年)など、その年を象徴する話題作が選出されてきた。

 現地入りが決定している阿部は「この度トロントのオープニング作品に選ばれたと知り誇らしく思うとともに夢のような気持ちです。この映画はどこまで育っていくのか日々驚いています」と、海を越えてのヒットに感激。ヒロインを務めた上戸彩も「この映画が世界中で話題になることで、日本がより元気になることを願っています。そのために、阿部さんと一緒にオープニング上映で世界に向けてアピールしてきます」と気合十分だ。

 古代ローマの浴場技師・ルシウス(阿部)が、日本の風呂にタイムスリップしてしまい、騒動を巻き起こす同作は、作品の舞台となるイタリアをはじめ世界11ヶ国・地域で公開が決定している。